着物や和装小物を販売する銀座いせよしは6月20日、同社が使用していたポスターのキャッチコピーに関して、公式サイトのコメントを発表した。ポスターは2016年に掲出されたたもので、5種類あった。このうち、着物を着用した女性が交差点を歩く姿と共に書かれた「ハーフの子を産みたい方に。」というキャッチコピーは、19日頃からネットで
「ハーフはペットじゃない」「なんて下品な」
「着物好きからすると絶望案件」
など批判が出ていた。
「今後の広報活動の参考にさせていただきます」
同社はネットでの批判について「様々なご意見を頂いております」とした上で、
「これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けて頂きたいという意図で制作したものでしたが、今回頂いたご意見を真摯に受け止め、今後の広報活動の参考にさせていただきます。なお、本ページの一部についても掲載を中止いたしましたことをお知らせいたします」
と説明した。同社の2016年のブログでは、「ハーフの子を産みたい方に。」が2016年度の東京コピーライターズクラブ新人賞を獲得したことが記載されていたが、20日夕方時点でこの記事は削除されている。
ポスターのキャッチコピーは他に、「ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる」、「着物を着ると、扉がすべて自動ドアになる」、「スマホでしか撮らなかったことを、久しぶりに後悔した」、「着るという親孝行もある」だった。このうち「ナンパしてくる人は～」のコピーには、「男女とも馬鹿にしている」という批判も出ていた。
