アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは、これまでの3レースではポイントを逃しているが、今週末の第8戦フランスGPで新しいパーツを投入することで、シーズン序盤のようなパフォーマンスを取り戻すための役に立つはずだと語った。
チームは直近の3戦でポイントを獲得できなかっただけでなく、ポイント獲得には程遠い状態にある。スペインGP、モナコGP、カナダGPにおけるアルファロメオの平均順位は、15.66位だった。
チーム代表兼ザウバー・モータースポーツCEOであるフレデリック・バスールは、「直近の3戦は計画通りにはいかなかったが、災難や不運な状況のせいにするのは安易すぎる」と語った。
「チームとしてはミスを減らし、より懸命に作業を行う必要がある。カナダから戻って以後、マシンのポテンシャルを完全に引き出すために、そうした取り組みを行ってきている」
「その一方で、自分たちを貶めるようなことを言う理由はない。我々はファイティングスピリットを見せており、今後の数戦で予定されている開発作業を最大限に活用するつもりだ」
「シーズン序盤に見せたスピードを取り戻し、ポイント争いに復帰することができると確信している」
アントニオ・ジョビナッツィはいまだポイントを獲得できていないが、バーレーンGPでは11位につけ、ポイント圏内まであとひとつのところまで迫った。
「僕は自分の目標に集中している。そこへ至る道がどれだけ厳しいものであってもだ」とジョビナッツィは語った。
「自分たちの仕事が必ず報われるようにしたい。これまでのところ結果が実っていないからね」
「僕は自信を失っていないし、チームとして結果を出せることも分かっている。戦わない者はその時点で負けだ。僕たちは決して諦めないよ」
またチームメイトのキミ・ライコネンは、マシンの問題の一部について、次のように説明した。
「このところグリップに苦しんでいる。だから十分なスピードが出ていない」とライコネンは述べた。
「一部のコーナーでは順調だったが、他のコーナーではマシンの感触がとてもおかしかった。フランスGPではマシンにいくつか新パーツを投入するから、それがシーズン序盤のようなパフォーマンスを取り戻すための助けになるはずだ」