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『なつぞら』中川大志が新人の演出助手に 東洋動画に新たな波乱をもたらす?

2019年06月20日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

連続テレビ小説『なつぞら』(写真提供=NHK)

 6月20日放送の『なつぞら』(NHK総合)第70話では、キャラクター検討会でアニメーターとして初めての洗礼を受けたなつ(広瀬すず)が、久々のホームとも言える川村屋へ戻る。茂木社長(リリー・フランキー)や信哉(工藤阿須加)、咲太郎(岡田将生)も交えた団欒に花が咲く。みんなが冗談を交えるその風景を見ていると、以前に咲太郎と涙混じりの兄妹喧嘩を繰り広げていたのが嘘のようだ。


参考:場面写真はこちらから


 そんな中、川村屋に貼られている『白蛇姫』のポスターを偶然見たなつは、自分がアニメーターとして頑張れば、ポスターに名前を載せることができることに気づく。なつは、決して立ち止まることなく、様々な出来事を乗り越えるたびにアニメーターとしての情熱を更新していく。


 そして秋になり、下山(川島明)が原画を務める長編漫画映画『わんぱく牛若丸』のアニメーターチーム“下山班”が集結! 三村茜(渡辺麻友)、大沢麻子(貫地谷しほり)、堀内幸正(田村健太郎)が下山班のメンバーだ。川島はもちろんのことながら、“下山班”のキャストによるコメディ演技が皆一様に素晴らしく、縦横無尽に繰り広げられる会話のテンポが小気味よくとにかく楽しい。メンバーの会話の中で、『常盤御前』のライブアクションに参加できることを知ったなつは、早速足を運ぶ。


 ライブアクションとは、俳優が実際に演じたものを撮影し、それをアニメーションの資料にすることで、ディズニーでも用いられていた手法。つまり、亀山蘭子(鈴木杏樹)自身がアクションをするということだ。そんな緊張する現場の中、いざ撮影スタートという時に不穏な空気が……。


 カチンコ(「よーい、アクション!」で鳴らすあの道具だ)を持つのは、どこかオドオドとした青年だ。グラグラと体を揺らし、鳴った音はなんとも釈然としない音。スタッフからも怒号が飛ぶ。新人だという演出助手を演じるのは中川大志。一体『なつぞら』にどんな波乱をもたらしてくれるのだろうか。 (文=島田怜於)