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Run Girls, Run!・厚木那奈美「得意のダンスを活かせる場がランガです」デビューから活動を振り返る【インタビュー】

2019年06月19日 18:52  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

厚木那奈美
アニソン定額配信サービス「ANiUTa」が、人気のアーティストや声優を毎月ピックアップ特集する「マンスリーアーティスト」。アニメ!アニメ!では、そのインタビュー記事の一部と撮り下ろし写真のアナザーショットをお届けします。

6月は、Run Girls, Run!を特集! オーディション合格からこれまでと今後の展望について4週連続で深掘りします。
第3弾、あっちゃん編「得意のダンスを活かせる場がランガです」では、あっちゃんこと厚木那奈美さんが歌って踊れる声優を目指したきっかけからメンバーや活動への想いまで、お話をうかがいました。
【取材・構成=鈴木隆詩】


──「なんてきれいなお姉さんなんだ」と出会った瞬間、はやまる(林鼓子)が思ったというあっちゃん(厚木那奈美)。お嬢様のイメージがある彼女だが、子どもの頃はちょっと違っていたという。

「幼稚園や小学校の頃は、休み時間になれば校庭に遊びに行っていて、今では考えられないくらい活発な子でした。アニメももちろん大好きで、朝からアニメを見て、それから家を出るという毎日を送っていました」

──アニメ『デ・ジ・キャラット』のキャラクター、プチ・キャラット(ぷちこ)が大好きだったというのは、ファンには知られた話だ。

「ぷちこは、アニメを見ていた当時の私と同じくらいの歳なのに、すごくしっかりしている子でした。ぷちこちゃん好き! 私もぷちこちゃんみたいに落ち着いた子になりたい! と思っていたときに、アニメのキャラクターは声優さんが演じているんだよと母から教わって、じゃあ、私も声優になれば、ぷちこになれるんだと思ったのが、声優というお仕事を意識した最初です(笑)」

──小さい頃の憧れから始まって、やがて実際に声優を目指して活動するようになっていく。しかも、歌って踊れる声優が目標となった。

「演技も歌もダンスもやりたいと思ったきっかけは『プリパラ』です。i☆Risさんが主題歌を歌って踊っている姿を見て、最初は普通のアイドルさんかと思っていたんですけど、キャストのみなさんがやっているのを知って、すごい! 私もこういう声優さんを目指したい! と思いました」

──そうして行き当たったのが、「avex×81produce Wake Up, Girls! AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」だ。

「すごく緊張して挑みました。でも、途中の審査のときに、ほぼ同い年の女の子でグループ分けされていたことでリラックスできました。一緒に受けた組のみんなとその場で打ち解けて、オーディションが終わってからも、連絡を取り合ったり食事に行ったりするような仲になっていきました。もちろん真剣にオーディションに取り組んでいたんですけど、共通の趣味や夢を持った友人が一気にたくさんできて、いい思い出になりました」

──審査の最終段階まで進み、そこで出会ったのが、はやまるともっちー(森嶋優花)だった。

「最終審査のときは言葉をかわすことはなかったんですけど、私の前に座っていたのがもっちーでした。小さいので年下かと思っていたら、自己紹介を聞いて年上だと分かって、正直驚きました(笑)。その後、最終の最終みたいな形でレッスン審査があり、受かった3人が一人ずつ面接をうけることになったんです。二人と初めて話したのはそのときだったんですけど、すでにはやまるともっちーは打ち解けていて、私だけまだ話したことないんだ、どうしよう? ってドキドキしたのを覚えています。でも、その日のうちに仲良くなれて、そこからはみんな協調性のかたまりでした。私はけっこう緊張しいで内向的な性格なので、最初はどうしても敬語になりがちだったんですけど、二人が歩み寄ってきてくれたおかげで、すぐに打ち解けられました」

──Run Girls, Run!として活動することで、自分自身も変わることができたという。

「ランガとして活動する前はめちゃめちゃ内気だった私が、二人の明るさに影響されて、明るくなれているので、本当にすてきなメンバーと巡り会えたなと思っています。はやまるは最年少なのにすごくしっかりしていて、最年長のもっちーも、もちろんしっかり者なんですけど、同時に妹キャラみたいな雰囲気があるのが、おもしろいなあと思って(笑)。メンバーのキャラクターがいい感じにばらけていて、刺激をもらっています」

──あっちゃんにとってのRun Girls, Run!は、得意のダンスを活かせる場でもある。

「声優として声のお仕事をさせていただけるだけでも嬉しいんですけど、いろいろな楽曲を歌わせていただいたり、3歳から習い続けてきたダンスを活かせるのも、ランガという場があるからで、本当にRun Girls, Run!になれてよかったなと思います」