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スティーヴ・カレルがミニカーとお散歩 ロバート・ゼメキス『マーウェン』ビジュアル&場面写真

2019年06月19日 18:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『マーウェン』(c)2018 UNIVERSAL STUDIOS

 7月19日公開の映画『マーウェン』より、ビジュアルと場面写真が公開された。


参考:The Wisely Brothers 真舘晴子の『さよなら、退屈なレオニー』評:“人を思いたい”気持ちについて


 本作は、 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス監督が熱望し、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害者で、障害を抱えながらも独自の世界観でカメラマンとして認められた、マーク・ホーガンキャンプのドキュメンタリー『Marwencol』を映画化した人間ドラマ。


 ゼメギスは、ドキュメンタリーを観て「すぐに魅了された。誰もが生きることに苦悩している現代において“癒し”は普遍的なテーマだ」と語り、想像力で自分を癒し、魂を回復させる1人の男性を描いている。主演を務めたのは、『バイス』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』『ビューティフル・ボーイ』などのスティーヴ・カレル。


 「ドキュメンタリーを観てすぐに、どのような形でもいいから関わりたいと思った」と、カレル自ら出演を申し出た本作で演じたのは、5人の男からリンチを受け脳に障害を負った実在の男性、マーク・ホーガンキャンプ。命の危機に瀕する程の大怪我を負い、9日間にわたり昏睡状態だったホーガンキャンプは、目が覚めたときには自分の名前すら覚えておらず、歩くことさえままならなかった。そんな彼がリハビリのために始めたのはフィギュアの撮影だった。自分や友人たち、そして自分を襲った男たちを模した人形を使い、第2次世界大戦時の村という設定のミニチュアを自宅の庭に築き、現実世界と向き合っていく。


 公開されたメインビジュアルでは、「生きる。と決めた――」というキャッチコピーとともに、支えである人形を傍らに置き、真っ直ぐ前を見つめるホーガンキャンプの強い眼差しが。場面写真では、ホーガンキャンプがジープに人形を乗せているシーン、人形を乗せたジープを引っ張り道で走らせているシーン、隣人ニコルと向かい合って会話をしているシーンが写し出されている。(リアルサウンド編集部)