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『X-MEN』ソフィー・ターナーのインタビュー映像 「ジーンは単なる主役ではなく“敵”でもある」

2019年06月19日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『X-MEN:ダーク・フェニックス』(c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 6月21日に日本公開される『X-MEN:ダーク・フェニックス』より、ジーン・グレイを演じたソフィー・ターナーのインタビュー映像が公開された。


参考:『X-MEN:ダーク・フェニックス』原作者が語る特別映像公開 スタン・リーと映画誕生秘話


 『X-MEN』シリーズ最新作にて最終章となる本作は、宇宙ミッションでの事故によってダークサイドが増殖し、内に封じ込められていたもう一つの人格“ダーク・フェニックス”を解き放ってしまったジーンによって訪れた世界の危機を救うため、X-MENが立ち向かう模様を描く。


 今回、シリーズ初となる女性キャラクターが主役の本作で、ジーン・グレイを演じたソフィー・ターナーの特別インタビュー映像が到着。ジーンが迎える大きな変化と葛藤、主役を演じる喜びを余すところなく語っている。


 『X-MEN:ダーク・フェニックス』では、ターナー演じるジーンを中心に物語が展開していく。「私が一番ワクワクしたのは、ジーンが単なる主役でなく敵でもあることよ。そのことにとても強く心惹かれた」と目を輝かせるターナーは、従来の男性が主役となる作品で、「女性は長い間、ガールフレンドや母親など相手役とみなされ、1次元的にしか描かれなかった」と、男性を支える脇役的存在だったと指摘する。「今回のジーンは1次元どころか、6次元ぐらいの奥行きがある。あらゆる面が描かれてる。不完全で欠陥だらけで、愚かな選択も正しい選択もする。それが女性というものよ」と、ジーンのキャラクターが多面的に描かれたことを喜ぶ。映画としてはおよそ20年、コミック作品としてはさらに長い歴史がある『X-MEN』シリーズについては、「何十年にもわたって描かれてる物語だからこそ、女性の主役が必要だった。女性を対等に扱い前面に押し出す話はなかったし、今まで以上に求められるようになった。とても刺激的で、多くの共感を呼ぶストーリーよ。だから長く愛されてる」と、女性キャラクターが主役となったのは、時代のニーズだと語る。


 また、アメコミ界でも伝説的な作品であり、映画化への期待も高かった原作となる『ダーク・フェニックス・サーガ』について、ターナーは「『ダーク・フェニックス』のエピソードは、X-MENの長い歴史の中でも特に支持されたエピソードよ。携われることを本当に光栄に思う。世代を超えて愛されてる。多くの人が強い思い入れを持ってることを肝に銘じたわ。しかもこんなにすばらしいキャラクターを演じられる。プレッシャーを感じたけど、より気が引き締まったわ。熱狂的なファンを喜ばせ、楽しませたいと思った」と、特別な想いを胸に演技に臨んだと振り返った。


 初監督作となったサイモン・キンバーグ監督については、「とても協調性がある。俳優の扱いがうまくて、欲しい演技を引き出すための話術に長けてるの。クルーにも親切で、みんなに慕われてる。『X-MEN』シリーズに長く携わってきた彼が監督する姿を見られて、みんな喜んでる。すばらしい監督よ」と絶賛している。(リアルサウンド編集部)