映画『プリズン13』が8月30日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほかで公開される。
同作は、1971年に実施された心理学実験「スタンフォード監獄実験」に着想を得た密室サスペンス。人気Vtuberソフィアの公開実験に参加することになった女子大生マリは、12人の被験者を看守と囚人に分けて監獄生活を疑似体験させる実験で看守を7日間務めることになるが、実験はエスカレートし、やがて死者が出てしまう、というあらすじだ。
マリ役に堀田真由がキャスティング。監督、脚本は、映画『舟を編む』で『日本アカデミー賞』最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が務めた。
堀田は「現場では12台のカメラを設置して撮影を行ったのでドキュメンタリーのような臨場感溢れるリアルな映像になっているのではないかなと思います」、渡辺監督は「聡明さや器用さは俳優にとって諸刃の剣で、撮影中、堀田とそれに連なる話しをしました。その日から堀田は変わりました。この作品には堀田の、なかなか見られない姿が映っているのでは、と思います」とそれぞれコメント。
■堀田真由のコメント
このお話は実際にスタンフォード大学で行われた心理学の実験をもとにしており、年齢や性格もばらばらな男女が閉鎖された空間で看守と囚人という2つの役割を課せられた時、人間がとってしまう予想もしなかった行動や言動の数々が本作の見所です。
現場では12台のカメラを設置して撮影を行ったのでドキュメンタリーのような臨場感溢れるリアルな映像になっているのではないかなと思います。
マリをはじめとするキャスト一人ひとりの視点に寄り添うと何通りもの見え方が生まれ、受け取っていただける感情も様々で面白いと思います。
ぜひ、老若男女問わず沢山の方に観ていただけますように。
■渡辺謙作監督のコメント
沁みだした悪意がヒトを狂わせる。そこには腑に落ちる理由など無い。
死活問題が遊びや戯れという名で上塗りされるイジメの構造と類似しています。
見終わった後、笑う人と吐く人が半分も出ればこの映画は成功と言えるでしょう。
聡明さや器用さは俳優にとって諸刃の剣で、撮影中、堀田とそれに連なる話しをしました。
その日から堀田は変わりました。
この作品には堀田の、なかなか見られない姿が映っているのでは、と思います。