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武田鉄矢、無償エキストラの弊害指摘「一般公募になってから撮影中に話しかけてくる人が出てきた」「プロかアマチュアかの差」

2019年06月17日 17:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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福山雅治さんは公式ホームページで6月上旬、映画やドラマなどの撮影現場で、一部ファンのマナー違反が見られるという文章を発表した。また、一般募集のエキストラに当選した人が撮影現場で福山さんに手を振るなど、エキストラの枠を逸脱した言動も目立ち、こうした行動も自重するよう呼びかけた。

6月16日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)ではこのニュースに触れ、俳優の武田鉄矢さんがエキストラの在り方について持論を展開した。(文:石川祐介)

「どっかで"プロ"っていうのをもう一度考え直してもらえないか」


近年の撮影現場では、無償もしくは交通費のみ支給という条件でエキストラを集めるケースが主流になっているようだが、武田さんによると、昔のドラマはプロダクションに依頼して、エキストラは全員雇っていたという。

「お金をもらわない人ともらえる人の差っていうのは現場に絶対出ます。昔、エキストラの人でサインをねだってくる人は一人もいなかった。一般公募になってから、話しかけてくる人が出てきました。(中略)プロかアマチュアかの差だと思います」
「『金八先生』のパート1では、町の人は全員雇っていた。土手の上にカメラが置かれると、バーッと散っていくテンポの良さがあった」

一般公募で集まったエキストラの中には、撮影中に話しかけてくる人もいる。役者はセリフを覚えたいのに、話しかけられて集中できないこともあるそうだ。

テレビ局も予算の面で厳しい部分があるだろうと言いつつし、「どっかで"プロ"っていうのをもう一度考え直してもらえないかな」と不満を口にした。

ネット上では「タダでエキストラやって貰おうとする弊害だよ」、「金貰ってないエキストラに求めるのは限界があるよ」と武田さんの主張に納得する声が多く寄せられた。エキストラの一般募集は、限られた制作費の中では仕方がないのかもしれない。自分の好きな俳優や歌手の撮影にエキストラとして参加できるようになった場合は、撮影を滞りなく終わらせることが推しへの敬意だと心得て行動したい。