ピエール・ガスリーにとって、今週末のF1第8戦フランスGPは、レッドブル・ホンダに移籍して初のホームグランプリとなる。競争力の高いマシンで走れることで、母国のファンに好結果をプレゼントできるいいチャンスであると、ガスリーは意気込んでいる。
2017年マレーシアGPでトロロッソからF1デビューを果たしたガスリーは、2018年同チームに残留した後、2019年にはレッドブル・レーシングに昇格した。
今年のフランスGPはガスリーにとって2度目のホームグランプリとなる。2018年には決勝スタート直後に接触によりリタイアしているだけに、今年はいい結果を出したいという気持ちが強い。
「ホームグランプリだから、僕にとって特別な週末になる。ファンが来てくれていつも以上の応援を受けられると思うから、コースを走るのが楽しみだよ」とガスリー。
「できる限りいい結果を達成するために、集中し、力を注ぐつもりだ。母国のファンの前でいい走りを見せる、特別な瞬間になるからね」
「大勢のファンが応援しに来て、大きなエネルギーを与えてくれるから、特別な雰囲気になる」
「ポール・リカール自体、好きなサーキットなんだ。過去にいい結果を出した経験がある。初めてそこでレースをした2011年にはF4で優勝した」
「今年レッドブルのドライバーとして戻ってきて、競争力の高いマシンで走ることができるから、興奮している。全力を尽くすつもりだよ」
レッドブル加入以来、新しい環境のなかで、新しいマシンから力を引き出すことに苦労してきたガスリーだが、徐々にいい方向へと向かっている。
「自分が望むとおりのやり方で走り、マシンが持つポテンシャルをすべて引き出したい。それを目標にしている」とガスリーはPaddock Magazineに対して語った。
「チームと共にセットアップの方向性をつかみ、僕の新しいエンジニアリングチームを最大限機能させる必要がある」
チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの関係は良好であり、彼から多くのことを学べる環境は自分にとって役立つとガスリーは言う。
「彼のことは10年以上前から知っている。カートレースで戦った仲で、常に近い存在だった。モナコで一緒にトレーニングキャンプに参加したり、いろいろなことを一緒にしてきた。すべてうまくいっているよ」
「このチームで過ごした時間は彼の方が長いから、僕は彼の経験から学ぶことができる。現役F1ドライバーの中で最も才能あるドライバーのひとりなので、彼を基準にできるのもいいことだ」