2018/2019FIM世界耐久選手権(EWC)でランキングトップにつけているSRCカワサキ・フランスは、最終戦となる鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会に参戦することを発表。同チームは過去2シーズン最終戦は欠場していたが、タイトル獲得に向けて鈴鹿8耐に挑むことになった。
今年もEWCに参戦し、現在ランキング1位のSRCカワサキ・フランス。現時点で開催された第4戦まで、ジェレミー・グアルノーニ、デビッド・チェカ、エルワン・ニゴンのトリオで好調にシーズンを戦っている。
2018/2019シーズンは、第3戦スロバキアのみリタイアに終わるも、第2戦ル・マン24時間では優勝する活躍を見せており、予選の上位5チームに与えられるボーナスポイントも、第4戦オッシャースレーベンまで着実に稼いでいる。
そのため、最終戦の鈴鹿8耐を残す現時点では、すべてのレースでポイントを獲得し、現在132ポイントでランキングトップの位置につけている。
近年はカワサキのトップチームとして戦っていたが、2017と2018年は鈴鹿8耐には出場しておらず、今年のタイトル争いは鈴鹿で逆転されるかと思われていた。
しかし、SRCカワサキ・フランスのSNSで鈴鹿8耐に出場すると発表。昨年、日本チーム初のEWC王者に輝いたF.C.C.TSRホンダ・フランスのライバルとして出場することとなった。
現在EWCのポイントラインキング2番手には、5ポイント差でスズキ・エンデュランス・レーシング・チームが、3番手は23ポイント差でF.C.C.TSRホンダ・フランスが続いている。
最終戦の鈴鹿8耐はポイントが通常の1.5倍となり、優勝者には45ポイント、2位は36ポイント、3位が31.5ポイントと高得点が狙えるレースとなる。今年はEWCにフル参戦しているチームのランキング争いがさらに激しくなりそうだ。
また、SRCカワサキ・フランスはゼッケンに“11”をつけ戦っている。6月初旬に鈴鹿で行われたメーカー合同テストに参加し、同じく“11”をつけ走ったSBKライダー擁すKawasaki Racing Teamのマシンはゼッケンが変更となる可能性が高い。