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インドのお受験問題描く イルファーン・カーン主演『ヒンディー・ミディアム』9月公開決定

2019年06月14日 14:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『ヒンディー・ミディアム』

 インド映画『Hindi Medium(原題)』が、『ヒンディー・ミディアム』の邦題で9月6日より公開されることが決定し、日本版ビジュアルが公開された。


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 本作は、ハリウッドでも活躍するインドの名優イルファーン・カーンを主演に、“インドのお受験”を描く教育エンターテインメント。デリーの下町で洋品店を営む夫婦が、娘の“お受験”のために、階級を飛び越え富裕街に貧民街にと。住まいまで変えて悪戦苦闘する中で、人生において本当に大切なことに気付くまでを描く。2017年にインドで公開された本作は、年間興収トップ10入りの大ヒットを記録した。


 ラージを演じるイルファーン・カーンは、『アメイジング・スパイダーマン』『インフェルノ』など多くのハリウッド映画に出演する一方で、『めぐり逢わせのお弁当』『スラムドッグ$ミリオネア』など数多くのインド系作品で高い評価を受けてきた俳優。本作では、家族想いでありながらどこか抜けたところがある父親をコミカルに演じ、インド国内の映画賞である国際インド映画アカデミー賞、スター・スクリーン・アワード、フィルムフェア賞で主演男優賞3冠を果たした。


 ラージの妻で、なりふり構わない教育ママであるミータを演じるサバー・カマルは、パキスタンで最も活躍するトップ女優のひとりで、本作がインド映画初出演となる。監督は、脚本を担当したシャー・ルク・カーン主演『アショカ大王』(映画祭上映)、監督作『結婚の裏側』(映画祭上映)などのサケート・チョードリー。本作で国際インド映画アカデミー賞監督賞、フィルムフェア賞最優秀作品賞を獲得した。


 現代インドでよい仕事を得るための必須スキルとされ、教育の質を測る上で重要視されているのが“英語”。本作は、コメディタッチで誇張されたストーリーという形をとりながら、インドで実際にあった父親が学位しか持っていなかったため、娘の入学を拒否されたという驚愕の出来事をもとに、ラージとミータと同じように高等教育を受けることができなかった親たちへのヒアリングを経て制作された。


 日本版ビジュアルでは、そんなインドの現実も踏まえた「英語が話せないなんて!」という刺激的なキャッチコピーとともに、“お受験”に翻弄される家族の姿をコミカルに切り取っている。(リアルサウンド編集部)