トップへ

カリコレ2019、全上映作品発表 クロージング作品は三浦貴大×成海璃子『ゴーストマスター』

2019年06月14日 12:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『ゴーストマスター』(c)2019「ゴーストマスター」製作委員会

 7月13日から8月9日の4週間にわたって東京・新宿シネマカリテにて開催される、『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019(カリコレ2019)』の全上映作品(シークレット作品を除く)が発表された。


参考:カリコレ2019、第1弾ラインナップにレニー・ハーリン新作やジェイク・ギレンホール主演作など13本


 『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(カリコレ)』は、2014年から開催されている、東京・新宿のミニシアター、シネマカリテが贈る映画祭。6回目の開催となる今回は、最新作、旧作、未公開作など全41作品が上映される。


 クロージング作品に決まったのは、三浦貴大×成海璃子のW主演で贈る『ゴーストマスター』(12月6日よりシネマカリテにて公開)。ある青春恋愛映画の撮影現場が、悪霊によって阿鼻叫喚の地獄絵図と化すさまを、笑いと戦慄を交えて描き出す。


 新作には、殺人依存症者たちによるグループセッション“キラー・アノニマス”に隠された衝撃的な秘密を暴く、ゲイリー・オールドマン主演のスタイリッシュスリラー『キラーズ・セッション』、ロン・ パールマン主演で引退間近の伝説の殺し屋を描いたハードボイルド・アクション『殺し屋』、家庭崩壊に直面し恋愛もうまくいかない16歳の少女ジェイミーのひと夏の経験をジョーイ・キングが演じる青春グラフティ『グレイテスト・サマー』、車上荒らしで押し入った車に閉じ込められ、脱出不可能な状況に陥った男に待ち受ける結末を描いた『4X4(原題)』、チャールズ・マンソンによる洗脳と狂信への過程を女性実行犯たちを中心に描いた『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』、サンダンス映画祭にて注目を集めたミステリアス・ホラー『ホール・イン・ザ・グラウンド(原題)』。実の娘が斧を使って父と継母を惨殺したとされる、アメリカ犯罪史に名を刻む19世紀の猟奇的な未解決事件“リジー・ボーデン事件”を描いたクロエ・セヴィニー×クリステン・スチュワート競演のリベンジ・サスペンス『モンスターズ 悪魔の復讐』などがラインナップ。


 また、エマ・ロバーツとヘイデン・クリステンセン共演で贈るロマンティック・コメディ 『LITTLE ITALY(原題)』、全米ベストテン入りのスマッシュヒットを記録したハイテンション・スリラー『バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり』、地球を飛び立った宇宙船アニアーラ号の旅を壮大なスケールで描くSF大作『ANIARA アニアーラ』、ゾンビだらけの世界で救助を待つ倦怠期の夫婦が、ゾンビとの戦いの中で愛を再燃させていく模様を描いたサバイバル・ラブロマンス『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』、鏡の中に映るもう一人の“邪悪な自分”と入れ替わり惨劇を繰り返す孤独な少女を、オリヴィア・ハッセーの愛娘インディア・アイズリーが演じたサスペンス・スリラー『ガール・イン・ザ・ミラー』なども加わった。


 旧作では、2020年の6月に創立100周年を迎える、シネマカリテの姉妹館、新宿武蔵野館を祝う記念プログラムとして名作4作品を特別上映。まず、没後46年を迎えるブルース・リーへの追悼をこめて『ドラゴン怒りの鉄拳』と『ドラゴン危機一発』の2本が特別上映される。元ゴールデン・ハーベスト シニアバイスプレジデントのゴードン・チャンも迎え、当時の貴重なエピソードが聞けるトークイベントを開催。そして、第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞も受賞した『二十四の瞳』、名匠ウォルフガング・ペーターゼン監督が世界的ベストセラー『はてしない物語』を映像化し日本国内でも大ヒットを記録した80’sを代表するファンタジー・アドベンチャー『ネバーエンディング・ストーリー』の上映も決まった。


 さらに、“映画秘宝プレゼンツ”と題して、『死霊の罠』『死霊の罠2 ヒデキ』も上映。別冊映画秘宝編集長・田野辺尚人をホスト役に、日本を代表する怪獣造形のスペシャリスト若狭新一や映画ライター山崎圭司をゲストに迎え、スペシャルトークイベントも実施される。また、“FOX ムービー プレゼンツ”と冠して、『死霊のえじき』と『PROSPECT プロスペクト』の上映後に、FOXムービーによるプレゼントとイベントも行われる。


 上映に加え、イベントも連日実施予定。オープニング作品『ブレス あの波の向こうへ』では、移動映画館「キノ・イグルー」の代表である有坂塁を迎えトークイベントを実施。本国デンマークで公開されてから約14年の歳月を経ていよいよ日本公開となるマッツ・ミケルセン出演のヒューマンドラマ『アダムズ・アップル』の上映では、北欧ジャーナリストで北欧 BOOK主宰でもある森小百合をゲストに迎え、映画とその舞台となる北欧の魅力が語られる。さらに、邦画作品からは、田舎に取り残された鈴木ララがYouTuberとなり周囲を巻き込んで大暴走する『アストラル・アブノーマル鈴木さん』を上映。本作で1人2役を務めた主演の松本穂香と大野大輔監督によるトークイベント付き上映となる。(リアルサウンド編集部)