トップへ

桜井日奈子、34年ぶり映像化『ヤヌスの鏡』で主演 「誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品に」

2019年06月14日 08:11  リアルサウンド

リアルサウンド

桜井日奈子(c)宮脇明子/集英社 フジテレビ

 桜井日奈子が主演を務めるFODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』の制作が決定し、8月よりフジテレビの動画配信サービスFODにて配信されることが発表された。


【写真】不良少女・ユミ姿の桜井日奈子


 本作は、1981年から1982年に『週刊セブンティーン』にて連載された宮脇明子の同名漫画が原作。1985年にフジテレビでドラマ化され、今回34年の時を経て再び映像化されることが決定した。厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美(ヒロミ)が、ある時、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で、鏡台を見つけたことをきっかけに、“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描く。


 桜井は、主人公の大人しい優等生・ヒロミと夜の繁華街に現れる不良少女・ユミという正反対の人格を演じ分ける。


■桜井日奈子(主人公・小沢裕美役)コメント
ヒロミとユミ、同じ人間だけど対照的な2人が色々な人を巻き込んで本当の自分とは何か、葛藤する物語です。原作はお話をいただいてから読みました。ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、強がりに見えないように気をつけました。衣装やメイクが特徴的なので、2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました。大人しい優等生でいようとするヒロミと対照的なユミの、それぞれの気持ちに寄り添うことは難しくはなかったです。誰でも多面をもっていると思います。それは、理性がきちんと働く普通の人でも少なからず心のバランスを保つのに必要だし、多面であって当たり前なのかもしれないな、と改めで思いました。誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品になれると嬉しいです。


■清水一幸(企画・プロデュース)コメント
子供の頃、テレビにくぎ付けになった作品の一つに『ヤヌスの鏡』がありました。「古代ローマの神・ヤヌスは…」で始まるナレーション、優等生と不良少女の二役を演じ、変わる主人公の姿にドキドキしたのを覚えています。今回、34年の時を経て、改めて映像化に挑戦しようと企画しました。そして、“主人公は誰に?”と考えたときに、この役柄はとにかく普段とのギャップ、不良少女のイメージからかけ離れている方に尽きる!と思い、それは…桜井さんしかいない!と思い、桜井日奈子さんにお願いしました。実際の桜井さんの演技はとても素晴らしく、見事に二役を演じきってくれました。普段は優等生の役が多い桜井さんの不良少女姿、こちらも必見です(笑)。皆様、楽しみにしていてください!


(リアルサウンド編集部)