F1第7戦カナダGPを14位で終えたハースのロマン・グロージャン。彼は、レースが終わった週明けの月曜日に、自宅に強盗が押し入ろうとしたことを明かした。
カナダGPから戻ったグロージャンは、妻と3人の子供たちと自宅にいた。しかし彼は、夜中に不審な物音で目を覚ました。そして、彼の家へ侵入を試みたふたりの卑劣な強盗を撃退したのだった。
「ついていない日だった」とグロージャンはインスタグラムに投稿した。
「昨晩、ふたりの男が僕たちの家に押し入ろうとした。幸い、僕が廊下に出ると彼らは逃げていった。最高の気分ではないけれど、僕たちは全員無事だ」
「みんなどうもありがとう。僕たちにとって最高の夜ではなかったけれど、家族全員が無事で本当に感謝している」
「子供たちは何も聞いていなかった。彼らがこの恐ろしい経験について何も知らなくてよかったし、そのままでいることを願っている」
また妻のマリオン・グロージャンはソーシャルメディアへの自身の投稿で、夫の勇敢さを称賛した。
「偉大な業績を達成したスポーツマンはしばしばヒーローだと言われます。私はこの言葉の使い方には同意しません。彼らは世界を救うのではなく、豊かにするのです。もちろんそのことの意味は大きいですが」
「でも今日、私は夫がスポーツマンであり、ヒーローだと言えます」
「このフランス窓(彼女のインスタグラム投稿の写真)は、強盗たちがあの夜私たちの家に入ろうとした窓です」
「幸い誰も傷ついていませんし、私たちの子供たちはこの事件が引き起こした恐怖については何も知ることはないでしょう。ためらうことなく強盗に対峙し、彼らを追い払って家族を守ってくれた@grosjeanromainに感謝しています」
「マスコミに私たちの私生活について話すことはしたくありませんが、ヒーローは人々に知られて評価されるべきです。そして私はヒーローのひとりと暮らしているのです」