7月10日にリリースされる菅田の2ndアルバム『LOVE』。楽曲提供アーティストには、秋田ひろむ（amazarashi）、米津玄師、あいみょん、石崎ひゅーい、柴田隆浩（忘れらんねえよ）、志磨遼平（ドレスコーズ）らが名を連ねている。
初回生産限定盤DVDに収録されるのは、菅田将暉が初監督を務め、主演に太賀を起用したショートフィルム『クローバー』。アルバム収録曲である石崎ひゅーい作詞作曲の同名楽曲を主題歌にした作品で、菅田が自ら企画・プロデュースから行ない、構想から約半年かけて製作した47分のオリジナルストーリーになっている。
あらすじは、太賀演じるサラリーマンのヨリトモが上司や友人にもらったプレゼントをきっかけに、身の回りのものを大事にすることの大切さを知っていく、というもの。キャストには太賀をはじめ、永嶋柊吾、石崎ひゅーい、監督を務めた菅田自身も名を連ねる。また監督補佐を山田健人、スタイリストを伊賀大介が担当している。
今回の発表とあわせてアルバム購入者特典のビジュアルも公開された。
■菅田将暉のコメント
数年前、「クローバー」という曲をひゅーいくんが弾き語りしてくれました。
描いてくれたその世界は、まさに自分そのもので、はたまた成りたい自分そのもので、いたく感動したのを覚えています。
その後、四つ葉のクローバーについて調べていく中で、彼らは、日があまり当たらない所や人によく踏まれる所に出来るということを知りました。
その足りないものを補おうとする姿は、まさに奇跡だなと思いました。
そしてその哲学を共有できた仲間たちとの、足りないものを補おうとする日々は僕にとって宝物です。というかそれが全てなんです。
そんな誰にも見せる必要のない日々を今のうちに残したい、と制作に取り掛かりました。
5分のつもりで書いたものがいつのまにか50分近い作品になってしまいましたが、もしよろしければ見て下さい。
菅田将暉
■太賀のコメント
菅田将暉の表現者としての変遷は、友人としても勇気付けられるものがあります。出会って10年近く経ちますが、いつの日も変わらず、モノづくりの話で気づいたら朝になります。
とはいえ、そんな彼がまさか監督をやるなんて。さすがに想像もしてませんでしたが、想像してみたそれ以上に特別な撮影になりました。
将暉のために、ひゅーい君が書き下ろした「クローバー」は優しく、素朴で、とても彼に似合っている。初めて聴いた時、僕はこの歌をよく知っているような気がしました。そして、なんだか元気がでました。僕にとって、彼は人生の陽だまりです。そんな彼のこの歌が、誰かにとって、ありふれた日常を照らす陽だまりになりますように。
