香港で発生した「逃亡犯条例」改正案への反対デモについて、河野太郎外相が6月13日、ツイッターでコメントした。
「香港の友人として、最近の情勢を大変心配しています。特に多くの負傷者が出ていることに心を痛めています。平和的な話合いを通じて、事態が早期に収拾され、香港の自由と民主が維持されることを強く期待します」
催涙スプレーやゴム弾などで多数の負傷者 「改正案」審議が見送られる
リプライ欄には、「日本にとっても決して他人事では無いですよね」「日本国として人権弾圧を決して許さないという強い声明を全世界に向けて発信して下さいますようお願い申し上げます」といった声が寄せられた。
デモは、香港で拘束した容疑者を、中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」の改正案に反対、撤回を求めて発生。12日には同条例の審議が再開される予定だったが、市民らが立法会(議会)の建物や主要道路などを取り囲んで占拠。同日の改正案審議は延期となった。
警察は催涙スプレーやゴム弾などで武力鎮静に乗り出し、多くの負傷者が出た。香港政府は同条例の改正案を撤回せず、13日に開かれる議会に提出する予定となっていたが、ブルームバーグの報道によると、それも見送られた。