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ホンダF1が次戦フランスGPでのPUアップグレードを計画との報道。レッドブル側もシャシーを大幅改良か

2019年06月13日 07:21  AUTOSPORT web

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2019年F1第7戦カナダGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
オランダのメディアが、次戦F1フランスGPでホンダがアップグレード版パワーユニット(PU/エンジン)を持ち込む予定であると報道、それがマックス・フェルスタッペンの戦いを後押しすることへの期待を示している。

 今月初め、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、ホンダは第14戦イタリアGPに“ナンバー4エンジン”を導入すると発言した。一方、今週、De Telegraafは、第8戦フランスGPで、レッドブルのフェルスタッペンとピエール・ガスリーのマシンに新仕様のパワーユニットが搭載される見込みであると報じた。ホンダは第4戦アゼルバイジャンでスペック2を投入している。

 2019年F1規則では、21戦のなかで6エレメントのうちICE(エンジン)、MGU-H、ターボチャージャーは3基に、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは2基に制限され、それを超えるとグリッド降格ペナルティを科される。

「僕はホンダとレッドブルのプロジェクトを信じている」とフェルスタッペンは言う。

「向上の必要があるのは間違いないが、それはシーズン初めから分かっていたことだ。大きなショックはない」

「パフォーマンス改善のために努力している。今後のレースでどのあたりの位置にいけるかを見てみよう。パワーが向上し、マシンバランスが改善すれば、状況は大きく変わるだろう」

 カナダGPではフェルスタッペンは5位、ガスリーは8位、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは10位と、ホンダのパワーユニット搭載車4台中3台がポイント獲得を果たした。しかし、フェルスタッペンは、メルセデスやフェラーリと戦える速さはなかったとして、「次のレースでは前とのギャップを縮められるように努力していく必要がある」とコメントしている。

 De Telegraafによると、レッドブルもシャシーの大規模なアップグレードを計画しているということだ。