レバテックは6月11日、プログラミング言語別新規求人案件割合ランキングを発表した。調査は2018年度、新規に発生した正社員向け求人データをもとに作成。1位はJava(31.1%)で、2位はPHP(14.96%)、その後3位Ruby(8.24%)、4位Cシャープ、Cシャープ.net(6.61%)、5位JavaScript(6.55%)と続く。1位と2位の求人で全体の約半数を占めた。
1位のJavaは、近年注目を浴びているスマホ決済サービスやブロックチェーン業界等での需要拡大が伺える。また、システム投資の市場が活況であることも要因の一つと考えられる。2位のPHPは、世界で広く使われているオープンソースの汎用スクリプト言語だが、2016年度の調査開始以来、シェアは減少傾向にある。
Pythonは求人数に占める割合の伸び率がJavaに次いで2位
3位のRubyは2017年度と比べ0.8ポイントの増加と伸び率に勢いはないが、近年ではプログラミングスクールでもRubyが多く扱われるようになり、Rubyエンジニアの母数は拡大している。
トップ5に入らなかった言語の中にも、需要増が見込まれる言語がある。IoTやドローン制御等で多く採用されているC/C++や、プログラムの記述・実行を簡易に行えるPythonなどだ。
C/C++は前年比から0.9ポイント数値を落としたが、2016年度の調査から見ると2.7ポイント伸びていて、成長市場であることが伺える。Pythonは近年注目を浴びている人工知能やディープラーニングなど、先端技術の開発に欠かせない。同社での求人数に対するシェア率は前年比2.3ポイント、Javaに次いで伸び率が2位となっており、注目度の高さが伺える。近年ではWebアプリケーションのサーバーサイド開発に用いられるケースも増えている。