BMWを駆るヒックマン(Smiths Racing BMW)が34分08秒008で今年最初のレースを優勝。レースの平均車速は132.644マイル(時速約213キロ)で、2位がカワサキのハリソン(Silicone Engineering)、3位がホンダのコーナー・カミンズ(Milenco by Padgett's Motorcycles)と表彰台に3メーカーが並んだ。ベストラップはヒックマンが記録した17分01秒673だった。また、3周目にクラッシュを喫したマシソンは、帰らぬ人となり今年唯一の犠牲者となってしまった。
6日に2周で行われたレース2は、トライアンフに乗り換えたヒックマン(K2 Trooper Beer Triumph by Smith's Racing)が35分27秒780で優勝。山中は39分26秒670をマークし45位で完走している。
6日、3周で争われたスーパーストッククラスはヒックマン(Smiths Racing BMW)が52分02秒761でハットトリックを達成。ベストラップも17分08秒806、平均車速132.025マイル(約212キロ)でヒックマンが獲得。ハリソン(Silicone Engineering)は約26秒の差で2位に甘んじた。
そして、最終日となった7日に、2019年のマン島TTラストのレースとなるシニアクラスが予定通り6周で行われた。レースは1周目からヒックマン(Smiths Racing BMW)がリードし、4周目の終わりには2番手のハリソン(Silicone Engineering)と約18秒の差、3番手以降に約1分以上の差をつけていた。
しかし、5周目にヒックマンのマシンにトラブルが発生し、ハリソンが逆転し1時間43分49秒521で優勝。ヒックマンが2位でフィニッシュし、3位がカミンズ(Milenco by Padgett's Motorcycles)だった。マン島TTで多数の優勝を誇るマクギネス(Norton Motorcycles)、イアン・ハッチンソン(Honda Racing)は惜しくもリタイアしている。