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【ブログ】Shots!すっかり丸くなったアイスマンのちょっとしたイタズラ/F1第7戦カナダGP

2019年06月12日 15:01  AUTOSPORT web

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Shots!2019年F1第7戦カナダGP
2019年F1第7戦カナダGP、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの素晴らしいトップ争いが繰り広げられました。賛否両論あるペナルティですが、サーキットの現場に居る人々はその瞬間どう思ったのでしょうか。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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白熱のトップ争い!
だとばかり思ってました……

コースに出て撮影していると、コース脇にあるモニターで残り周回数や順位の確認をします。
ここはあちこちにモニターがあるので助かるのです。

セバスチャン・ベッテル選手がトップであるに違いないとチェッカーの瞬間を撮ろうといたわけです……けど?
なぜか2位のメルセデスのメカニックが大喜び???

なんで?????

2位でも嬉しいのか????

と思って、パルクフェルメで待つと、やっぱりルイス・ハミルトン選手が1位の場所に来て、いつもの感じで大喜び!


表彰台のベッテル選手の表情から、何かあったことはわかったのですけど……パドックに戻って聞くと、5秒ペナルティということ。

またか……

あとで、ビデオを見てみると、あれでペナルティってのはちょっとないんじゃないのかなと思います。
もちろん、ステュワードさん達の裁定は尊重しなければなりません。

でも、ベッテル選手がミスをして芝生に乗ってしまってからの復帰は、あれ以外になかったと思うし、アウト側のハミルトン選手も進路は若干変えてますけど、あの場所のライン上ですし、まったく問題ないレベルだと思うのです。

チャーリー(ホワイティング/今年の3月に死去したF1レースディレクター)さんだったら、どう裁定しただろうとも考えます。

そして、ベッテル選手のレース後の停止位置や順位のボードの位置変えなど、僕は全然問題ないと思います。
そりゃあ、腹も立ちますからね!

人間らしい感情を表に出しやすい人とそうでない人はいますけど、僕は必死に戦っているアスリートの心理状況がよく出るほうがよりその競技を見ている我々に伝わると思うんです。

仲良しでレースは戦えないですからね。
負けてたまるか! 絶対勝つんだ!
または負けてしまった時の怒りや悔しさとか、強い思いがあってこそ見ている人に感動を提供できるわけですから!

しかし、表彰式の時に、ハミルトン選手にブーイングが起きました。
かなりの人が『ブー』って言って、その声は間違いなくハミルトン選手に届いていました。

お客さんは、自由です、どのようなリアクションを取ってもいいんです。
でも、裁定はハミルトン選手が決めたわけじゃないので、『そんなブーイングされてもなあ……』というのがハミルトン選手の気持ちでしょうね。
イヤープラグをしている僕にもお客さんからの声が聞こえて、個人的には残念に思いました……

もし、ペナルティの裁定がなく、ベッテル選手が優勝というレースになっていたとしたら、まったく違う歓喜の表彰台でお客さんも熾烈なトップ争いを見れて良いレースだったねと笑顔で記憶に残るレースになったに違いないと思うんだけども……

なんとも……スッキリしません。

ともあれ、結果は多分変わらないのかな。

メルセデス、7連勝!


決勝レース3時間前のハミルトン選手のマシン。
パワーユニットを切り離して寄ってたかってなにやら修理してました……
普通じゃない雰囲気。


グリッドでも、フロントサスペンションあたりを寄ってたかって調整。
ハイドロに問題があったんですか?
こんなにバタバタでも勝つメルセデス。
すごい。

僕は、ダニエル・リカルド選手の予選4番手と決勝6位が嬉しかった!
序盤に苦労していたのがやっと自分の車になって来たのかな。

ルノーはここで速かった。
コースによって得手不得手があるのはしょうがないので、ハマった時に結果を出せるというのが素晴らしい!


ダニール・クビアト選手の10位は素晴らしい!
ホンダ勢はマックス・フェルスタッペン選手の5位もさすがです。
ピエール・ガスリー選手は8位……微妙ですね。フェルスタッペン選手との差をもう少し埋めないと。


3コーナーを立ち上がってからのコース脇。
これ、すごく整備されているんです。
去年までは、わさわさしていて歩くの大変でしたから!


昔、オリビエ・パニス選手がクラッシュした場所。
新しいバリアが設置されていましたし、コンクリートウオールも新しくなっているところ多数。
ピットビルディングだけじゃなくてあちこち新しくなっていました!


ロバート・クビサ選手の壁ギリ。
最下位が定位置になりつつあります。
本人がどう思っているのかはわかりませんが、怪我なくレースを楽しんでもらいたいと思います。


土曜日の朝の出勤風景。
キミ・ライコネン選手。
前を歩く女性は元フェラーリ広報のステファニアさんかな?



ライコネン選手が思いつきます。



このカバンを……


押さえたら……


ちょうどボートが前に来ちゃったので撮れなかったんですけど


こんな感じでいたずらするライコネン選手。
初めて見たかも!


一人でやって来た、フェラーリの開発ドライバー、ブレンドン・ハートレー選手。
フェラーリのウエア、そのロゴはまずいんじゃない?
トヨタドライバーでもあるんですよね。


サーキットに華やかな女子が激減して久しいです。
このおふたりは、華やかなんだけど、メルセデスのガレージ前でどのような関係なんだろ???
まあ、華やかだから、いいんだけどね!


ハースの富塚裕タイヤエンジニア。
モントリオールパドック名物のメイプルシロップ飴を食べて、「お! こりゃ美味い!」
良い笑顔!


毎年、ウッドチャックをちゃんと撮りたいと思って何年目だろ?
金曜日にも森の中で振り返ったら、1メートルくらいのところで鉢合わせ。よし撮ろうと思ったらササッと逃げられたところだったんです。
この写真は日曜日のレース中、1コーナー裏から移動途中に目があったので撮らせてもらいました!
可愛いいんだなこれが!

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