映画『アンダー・ユア・ベッド』の場面写真が公開された。
7月19日公開の同作は、「リミッターを外せ!」を合言葉に、タブーとされる題材をテーマにした作品を発信するKADOKAWAとハピネットの共同企画『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』の第2弾。誰からも必要とされず存在を無視されてきたが、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性・千尋との11年ぶりの再会を夢見て彼女を追い始める男・三井直人が、別人のように変わった彼女を監視するようになり、やがて自宅に侵入してベッドの下で真上の彼女を想いながら過ごし始める、というあらすじだ。
場面写真には高良健吾演じる三井が、西川可奈子演じる千尋の拡大写真が貼られた部屋からカメラを覗く様子や、安部賢一演じる千尋の夫・浜崎健太郎がベッドに座る場面、顔に無数のあざがある千尋の姿などが写し出されている。
「この役を演じきれるのは安部さん以外にいない!」と満場一致でキャスティングされたという安部は「役を頂いてから最初に考えたのが、凄惨なDVをどう表現するべきか。健太郎は普通のサラリーマンです。普通の人です。なのでチンピラに見える事は避けたいと思いながら役作りをしました。見て頂いた皆さんに、普通がゆえにゾッとする人物、もしかしたら近くに居るんじゃないかと思わせる人物を演じられたらと、挑戦しました」とコメント。
■安部賢一のコメント
浜崎健太郎役を演じました安部賢一です。
役を頂いてから最初に考えたのが、凄惨なDVをどう表現するべきか。健太郎は普通のサラリーマンです。普通の人です。なのでチンピラに見える事は避けたいと思いながら役作りをしました。見て頂いた皆さんに、普通がゆえにゾッとする人物、もしかしたら近くに居るんじゃないかと思わせる人物を演じられたらと、挑戦しました。
現場では千尋役の西川可奈子さんの覚悟が強烈に伝わって来ました。この方なら自分が思っている所までやっても受け止めてくれるだろうと思ったので、本番でもギリギリまで挑戦しました。千尋がそこに居ました。カットがかかり西川さんに声を掛けると、「大丈夫です、もっとやって下さい」と。良い作品になると感じました。
主人公、三井直人役の高良健吾さんとは現場であまり同じ時間を過ごしてはないのですが、待っている時の佇まいは三井そのもので、声を掛ける事は出来ませんでした。
それぞれの覚悟をしっかりと役に反映させる事が出来た作品になったと思います。
もちろん、プロデューサーや安里監督をはじめスタッフの皆さんの覚悟も。
愛するがゆえに歪んでしまい、狂気に変わる時も。それを単純に歪んでいる、狂気だと言い切る事が出来るのか、、、。