二輪レースの最高峰、MotoGPに参戦しているバレンティーノ・ロッシが「そう遠くない将来」に、ドライバーとしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権へスポット参戦する意向を示した。
DTMは他シリーズで活躍するスター選手を積極的に呼び込んでおり、2018年にはWRC世界ラリー選手権のシリーズチャンピオンであるセバスチャン・オジエがスポット参戦したほか、直近のミサノ大会ではMotoGPライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾもゲストドライバーとしてレースを戦っている。
そのドヴィツィオーゾとMotoGPでライバル関係にあるロッシは、DTM公式YouTubeチャンネルで公開された動画内で「そう遠くない将来、ドライバーとしてDTMに足を運ぶつもりだ」とコメント。近い将来のシリーズ参戦を示唆した。
「残念ながら(第3戦ミサノの)レースをチェックすることはできなかったけど、リザルトには目を通したし、ドビ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)の結果も気にしていた。すごく楽しんだようだね」
「実はゲルハルト(ベルガー/DTMを運営するITR e.V代表)にミサノへ来ないかと誘われていたんだ。残念ながら、今回は現地へ行くことはできなかったけど、そう遠くない将来、DTMに足を運ぶつもりだ。もちろんドライバーとしてね」
MotoGPで通算9度のシリーズチャンピオンに輝いているロッシは、2012年にブランパンGTエンデュランス・カップに参戦しフェラーリ458イタリアGT3をドライブした経験があるほか、2019年12月のガルフ12時間にもGT3マシンで参戦すると報じられている。