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ラストアイドル、『大人サバイバー』発売記念プレミアムライブでレアパフォーマンス続々披露

2019年06月10日 14:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 ラストアイドルが、6月9日にマイナビ赤坂BLITZにて『6thシングル「大人サバイバー」発売記念プレミアムライブ』を開催した。


(関連:ラストアイドルとはどんなグループなのか? Mステ初出演果たした「大人サバイバー」までの軌跡


 このライブは、4月17日リリースのシングル『大人サバイバー』(通常盤)に封入されたシリアルナンバー入りの応募抽選券による約13000件の応募を対象に、当選者1000人のみが入場することができたプレミアムライブ。「大人サバイバー」を始めとしたシングル収録曲の初披露のほか、この日にしか観ることができないシャッフルユニットコーナーなど、アンコールを含め全16曲のまさにプレミアムな内容となった。


 ライブの1曲目を飾ったのは「大人サバイバー」。冠番組『ラスアイ、よろしく!』(テレビ朝日系)にて約3カ月に渡る猛特訓の末に習得した“歩く芸術”を振付、フォーメーションに踏襲したこの曲は、B.LEAGUE会場というアウェイの中での初披露、オリコン週間シングルランキング初登場1位(4月29日付)、そして『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への出演と、ラストアイドルを大きく飛躍させた楽曲だ。『Mステ』出演の翌日に開催された『Rakuten GirlsAward 2019 SPRING/SUMMER』より披露している2番の振付、さらに間奏での“歩く芸術”の演目「交差」も盛り込まれ、B.LEAGUEで初めて観た約3カ月前からまた一段成長したパフォーマンスがそこにはあった。


 次のブロックでは、2期生アンダーによる「青春0対0」を皮切りに、2期生「Lollipop」、1期生「誰かの夢が叶ったら」、橋本桃呼、篠原望のWセンター「キレよう!」と『大人サバイバー』収録の楽曲が続々と初披露されていく(「キレよう!」は『ラスアイのヨルライ』で披露済み)。野球を振付に取り入れた「青春0対0」には、途中に得点板を表現した部分があり、18人という偶数である2期生アンダーにしか披露できない新たな楽曲である。


 そして、プレミアムライブ最大の見どころとなったのが、シャッフルユニットのブロック。幕を切ったのは、2期生アンダーにとって初の楽曲「サブリミナル大作戦」を、阿部菜々実をセンターとした1期生が披露するというものだ。


 その後も、LaLuce「Everything will be all right」を2期生が、1期生全員曲「好きで好きでしょうがない」を2期生全員でと、普段観ることができないレアなパフォーマンスが怒涛の勢いで展開されていく。


 中でも驚いたのは、ブロックラストに披露された1期生メンバーによる「愛しか武器がない」。


 この曲は、2期生がおよそ半年に渡る熾烈な入れ替えバトルを制し、手にした楽曲。1期生にとってのデビュー曲「バンドワゴン」に相当すると言っても過言ではない。事実、阿部にインタビューした際、「私たちが簡単にやりたいと言っちゃいけないような曲」と聞いていたため、なおさら驚いた。しかし、阿部と間島和奏が拳を合わせるイントロから披露される迫力のパフォーマンスは、1期生の貫禄を改めて痛感させられるものであったと同時に、“歩く芸術”の期間を経て1期生と2期生の距離がより近づいたことで実現した選曲であることに気づく。例えば、2期生の橋本は阿部を「阿部様」と慕い、阿部も橋本を妹と思う関係性だが、「愛しか武器がない」で阿部は橋本のポジションを、「Everything will be all right」で橋本は阿部のポジションを担当していたことからも、綿密に考えられた結果の選曲、パフォーマンスであることが窺い知れる。


 アンコールでは、8月28日にラストアイドルの7thシングルがリリースされることが発表された。すでに、冠番組では6月8日放送分から新企画「史上最高難度のダンスパフォーマンス」がスタートしており、新曲にはこの振付が取り入れられる。振付は“バブリーダンス”で一躍注目を浴びた、大阪府立登美丘高校ダンス部のコーチ・akane。メンバー達は、3カ月でスピード感とキレのあるダンスをマスターしていかなければならない。今夏、ラストアイドルがさらに進歩したレベルへと突入する。(渡辺彰浩)