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ブレーキとアクセルの踏み間違い経験、高齢者より若者の方が多い? 70代は1割、20代は3割という調査結果

2019年06月10日 13:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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NEXERは6月5日、「運転に関するアンケート」の調査結果を発表した。調査は今年6月にネット上で実施し、20~79歳の免許を持っている、または持っていた人1211人から回答を得た。

6月に入ってからも高齢者の運転による交通事故のニュースが続いている。暴走事故の原因として「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」というミスを聞くが、実際に経験したことがあるという人は、「何度もある」(5.2%)と「一度だけある」(12.3%)の計17.5%となった。

「これまでも大丈夫だった」という過信から事故を起こしてしまう?

運転歴別に見ると、「20年以上」だと計15.4%なのに対し、「10年以内」だと36.5%と3人に1人が踏み間違い経験があることがわかった。

世代別に見ると、最も多いのは20代(30.9%)で、次いで40代(22.3%)、30代(22.6%)、50代(13.6%)、60代(10.3%)と続き、70代は9.1%に留まった。調査元は、年配者より若年層のほうが踏み間違えを起こした割合が高いことをあげるが、

「これまでに踏み間違えた経験が無いから安全、というわけではありません。むしろ、『自分はこれまでも大丈夫だった』という過信から事故を起こしてしまう高齢者も多いのではないかと思います」

といい、「最も割合が低いとはいえ、10人に1人は経験があるわけで、そのうち一人でも大事故を引き起こしてしまったら、確率や割合などは意味を成しません」とコメントしている。

単純に20代は運転経験が短いので踏み間違えてしまう、ということもあるだろう。一方で、70代になると運転初心者だったときのことを忘れてしまい、踏み忘れた過去をなかったことにしてしまう、ということも可能性としてはありそうだ。

同社が前回実施した調査では「高齢者は免許返納すべきだと思う」という人が79.2%となった。その理由として「判断能力、運転能力が落ちてくるから」(30代男性)、「返納年齢を決めても良いと思う」(50代女性)といった声が寄せられた。一方、「『高齢者』と言う括りで考えるのは間違い(50代男性)という反発の声もあがっている。