2019年F1カナダGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5位入賞を果たした。
予選で赤旗の影響を受けて11番手でQ2敗退となったフェルスタッペンは、他のドライバーのペナルティなどで9番グリッドに昇格。ハードタイヤを装着してスタートしたフェルスタッペンは、マクラーレンのランド・ノリスとポジションを争った後、7周目にパスし、他車のピットストップで6番手に。長いファーストスティントを取り、最初で最後のピットストップを48周目に行いミディアムに交換。7番手でコースに復帰するが、すぐにルノー2台を抜いて5番手に上がり、その位置でフィニッシュした。
フェルスタッペンは10点を加算し、合計88点となり、ドライバーズランキング4位の座を維持している。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=5位
レース序盤にアクシデントに巻き込まれることもなく、うまくコントロールして走ることができたと思う。終盤は、これ以上やれることはあまりなかった。ファーストスティントをすごく長くとったことが奏功し、トラフィックを避けることができた。ピットストップ後、ルノー2台をすぐに抜き、彼らとのギャップを築いた後は、自分自身のレースに集中して走った。でもトップグループに追いつけるほどの速さはなかった。
少なくともオーバーテイクを楽しめたし、ポイントを稼げたこともよかった。今日は5位が現実的に望める位置だったと思う。
今回は僕らの週末ではなかった。もちろん、もっといい結果を出したかった。でも今は、次のレースで前とのギャップを縮められるように、努力していくことが大事だ。
■「マクラーレンはトップスピードが優れている。無理せずチャンスを待って追い抜いた」
(ノリスとのバトルについて語り)序盤はアクシデントに巻き込まれないように心がけた。マクラーレンは小さいウイングをつけていて、トップスピードが速かった。だから彼は僕をオーバーテイクすることができたんだ。僕としてはリスクを冒したくなかったから、後ろにとどまることにした。そして、彼がタイヤに苦しみ始めるまで待って、オーバーテイクしたんだ。
タイヤをうまく持たせて、長いスティントを走った。でも、上位グループに追いつけるほどの速さはなかったから、レース終盤はこれ以上やれることはなかった。
ブレーキの温度が上がり過ぎていたから、コーナー手前でリフトしなければならなかった。でもそれによってブレーキを持たせることができた。
自分のリズムで走れたけれど、トップのマシンと比較するとあまり速さがなかったね。