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フィルター交換不要! 光触媒で一酸化炭素やカビを無害化する空気清浄機「BRID」

2019年06月10日 07:31  Techable

Techable

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空気清浄機を常に稼働させている家庭は少なくないだろう。大方の空気清浄機は空気を取り込んで、その中に含まれている有害物質をフィルターで“濾す”というタイプだ。

最近は微細な物質まで除去できるフィルターが出てきているが、問題はフィルターを交換しなければならないこと。つまりフィルターの定期的な買い替えが発生するわけだが、今回紹介する「BRID」は光触媒で一酸化炭素やカビを無害化でき、しかも使用するフィルターは水洗いできるというタイプだ。
・匂いの原因物質も分解
BRIDはさまざまな特許を取得していて、中でも注目されるのがナノセラミックの蜂巣構造になったフィルター。

このフィルターには二酸化チタンが含まれていて、光をあてることで一酸化炭素やカビ、花粉、匂い原因物質などを分解し、文字通り“蒸発”させてしまう。その際はオゾンなどの副産物は出ないとのこと。
・フィルター水洗い
BRIDではまた、セラミックフィルターとは別のフィルターも設置するようになっていて、こちらではPM2.5など超微粒な物質をとらえる。

開発元によると、通常こうしたフィルターは100~200ドルで販売されていて、定期的に交換する。しかしBRIDのものは水洗いが可能なので、自分でクリーンにでき、経済的だ。

BRIDは2017年にクラウドファンディングサイトに登場して人気を集め、商品化に至った経緯を持つ。現在Indiegogoで販売されていて、価格は599ドル(約6万5000円)となっている。

BRID/Indiegogo