エアトリは6月6日、「有給休暇」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は10代~70代の男女1177人を対象に5月7日~5月10日にかけて行われた
。
今年4月、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して5日以上の有給休暇を取得させることが義務化された。義務化されたこと自体について76%が「知っている」と回答した。4人に1人は知らないようだ。
嬉しいのは本人よりもパートナー? 就業者の約4割は「どちらでもない」
有休取得義務化について、10日以上の年次有給休暇を付与されていて5日以上消化していない社員がいた場合は罰則として従業員1人あたり最大30万円の罰金が科される可能性がある。この罰則について知っていると回答したのは48.4%と半数以下で、細かいところの認知はまだまだなようだ。
有休取得の義務化についてどう思うかについて聞くと、一番多かった回答は「どちらでもない」(37.2%)だった。それでも、2人に1人は「嬉しい」と感じており(とても嬉しい:26.8% まあまあ嬉しい:28.5%)、パートナーが就業中の人は、44.2%が「とても嬉しい」と考えていた。
そもそも、どの程度有休消化できているのだろうか。昨年4月から今年3月の間で取得した有休の日数は、「9日以上」(51.2%)が最も多く、7割以上の人が5日以上だった。義務化された事によって「取得しやすくなる」と感じる人は76.1%だった。
いつ有休を取りたいかという質問に対しては男女どちらも夏の時期にまとめて取ろうとしている人が多いことが分かった。男性は8月が最も多く、次が6月、9月となっている。女性は6月、8月、7月の順番で多かった。
有休の使い方については1位が「海外旅行」(47.6%)、次いで国内旅行(14.8%)となった。有休を使って旅行に行こうと考えている人が6割を超えていた。「自宅でゆっくり」という人も8.7%いた。