2019年F1第7戦カナダGP予選を6番手~10番手で終えたドライバーたちが土曜日を振り返った。
■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 予選=10番手
壁に当たって、リヤサスペンションが壊れた。それでピットウォールにぶつかり、大きなクラッシュが起きてしまったんだ。
マシンに速さがあったから、Q3に進出できたし、さらにタイムを縮めていた。接戦になることは分かっていたので、全力でプッシュしようとしていた。加速するのが少し早すぎて、それによってすべてのことが起きた。
チームには申し訳なく思っている。大変な作業をしなければならなくなった。明日はピットレーンからのスタートになるだろう。チームの皆にふさわしいのはもっといいポジションだったのに。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=9番手
2台揃ってQ3に進出できた。満足できる結果だよ。この週末の目標のひとつを達成できた。
でもQ3最後のランでミスをしてしまって、ラップをうまくまとめることができなかった。今日はもっといいラップを走れたはずだから残念だし、チームに申し訳なく思う。できるだけ上位をつかもうとして限界ぎりぎりまで攻めていた。そういう時にはこういったことが起こり得る。
(3グリッド降格の)ペナルティを受けるから、期待していたグリッドからスタートすることができない。残念だけど、レースのなかで順位を上げて、ポイントを獲得できるチャンスは十分あると思っている。
マシンのペースがいいから、明日が楽しみだ。このコースは好きだし、訪れるチャンスを必ずつかむつもりで準備を整えていく。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=8番手
昨日はあまり満足していなかったが、状況をうまく好転させることができた。そうして、いい予選結果を出すことができたんだ。
今日、前進したのは間違いないけれど、本来ならもっと上にいけたと思う。Q3最後のラップは最高の出来とはいえなかったからね。それでも8番手はいい結果だし、有利な位置から決勝をスタートできる。
ここは楽しいけれど難しいコースだ。周回を重ねるごとに、自信を深めていった。昨日はカルロスに大きく遅れを取っていて、状況をいい方向に持っていく必要があった。FP3でペースを取り戻すことができたし、今日の走りには満足している。ただ、ルノー勢は予選で速くて、結局届かなかったね。
■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=7番手
悪くないラップだったから、それほど不満はないよ。でも、あとコンマ1秒を削る余地はあったかもしれない。
僕にとって今シーズンベストの予選だ。明日に向けていい位置につけることができた。
ダニエル(・リカルド)はすごいラップを走ったね。全体的に見て、今日のチームの結果は素晴らしいと思う。
チームは懸命に作業を重ね、特にパワーユニットの改善に力を注いできた。そのおかげで去年と比べて大きく前進した。今日はその進化をはっきりと確認することができた。
最近僕らはレースペースがとてもいいから、明日はいい結果を出せる可能性が十分あると思う。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=6番手
Q3最初のランでミスをしてしまった。態勢を崩してターン2出口でスピンした。ウォールに当たらなかったのはラッキーだったけれど、最後のアタックに向けて不利な状況になった。
2回目のランのアタックラップはまるでまとまりがなく、何度もロックアップし、コーナーでの走りもよくなかった。誇れるようなラップではなかったね。でもミスが起きることもある。今日の出来事から学び、前に進んで、明日はもっと強くなって戻ってくるよ。
マシンの感触は良かったし、金曜に走ったロングランのペースも強力だったから、明日のレースではチャンスに恵まれるものと信じているんだ。このコースではオーバーテイクが可能だし、過去に素晴らしいレースがあったのも見てきた。全力で走って、できるだけ多くのポイントを獲得できるよう努力するよ。