トップへ

全日本F3選手権第7戦岡山:SC後のスプリントも抑えきり宮田が2勝目。阪口が3位表彰台に

2019年06月09日 12:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

全日本F3選手権第7戦を制した宮田莉朋
全日本F3選手権第7戦は6月9日、岡山県の岡山国際サーキットで18周の決勝レースが行われ、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がスタートダッシュでトップを奪い今シーズン2勝目を飾った。今大会でスポット参戦している阪口晴南(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)も3位でカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sが表彰台に2台を送り込んだ。2位となったサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)は堅実にファステストラップを奪いポイントを稼いでいる。

 前日同様に好天の下でスタートした第7戦の決勝レース。予選セッションのセカンドベストタイムで決定するスターティンググリッドは、フェネストラズがポールポジションにつき、フロントロウの2番手に宮田、3番手に片山義章(YTB by Carlin)と並んだ。

 スタートでは、宮田が抜群のスタートダッシュでフェネストラズをかわし、トップで1コーナーを通過していく。その後方では、5番手スタートの阪口がアトウッドコーナーで片山に並びかけ、バックストレートでサイド・バイ・サイドのバトルを展開。ヘアピンコーナーでのブレーキング勝負で片山を抜ききると、上位の2台を追いかけていった。

 トップの宮田はオープニングラップでフェネストラズに0.7秒ほどのギャップを作ると、3周連続でファステストラップを更新するハイペースでさらにフェネストラズを突き放そうとしていく。しかしフェネストラズも食い下がり、5周目に宮田からファステストラップを奪回。前日のレースでは宮田に奪われたファステストラップポイントを手に入れたが、その後はペースが上がり切らずに、宮田に引き離されていった。

 レースも終盤に差しかかった13周目、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)と7番手争いを展開していた大津弘樹(ThreeBond F318)が1コーナーでクラッシュ。車両回収のためにセーフティカーが導入された。

 回収作業が終わり、セーフティカーのランプが消灯したのは17周目。最終ラップの超スプリントレースが予想されたが、宮田はきっちりとトップを守ってチェッカー。今シーズン2勝目を記録した。フェネストラズは2位で、オートポリス大会から続いた連勝記録は4でストップ。3位には阪口が、2018年の最終大会以来となる表彰台獲得となった。マスタークラスはスタートで山口大陸(タイロクレーシング28号)がDRAGON(TEAM DRAGON F3)をおさえ、今季5勝目を挙げている。

全日本F3選手権第7戦岡山国際サーキット 決勝結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGridTime136宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス1821'22.657211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース1811'22.431337阪口晴南カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス1841'22.86248片山義章YTB by CarlinF315/スピース1831'22.66057シャルル・ミレッシYTB by CarlinF317/スピース1861'23.11762大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ1871'23.304765エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース1851'23.037835河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA18101'23.680928M山口大陸タイロクレーシング28号F315/スピース18111'23.8511030MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース18121'23.9511113三浦愛ThreeBond F314F314/スリーボンド東名18131'24.5631251アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース1891'23.616135M久保田克昭Planex・スマカメ F3F315/トヨタ-トムス18141'25.419R12大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名1281'23.312

ファステストラップ:サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 1'22.586 5/18
ペナルティ:ゼッケンNo.5は、2019全日本F3統一規則 第31条 7.(スタート手順違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。