2019年F1カナダGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは11番手だった。
Q1を5番手で通過したフェルスタッペンは、Q2最初のランをミディアムタイヤで行うが、このセッションを突破可能なタイムを記録できず、終盤にソフトタイヤで2回目のランを開始した。しかしその時、ケビン・マグヌッセンのクラッシュにより赤旗が掲示されたため、フェルスタッペンはアタックを完了することができず、Q2敗退となった。予選タイムは1分11秒800だった。
予選10番手のマグヌッセンはピットレーンからのスタートになり、9番手のカルロス・サインツJr.はアレクサンダー・アルボンのアタックを妨害した件で3グリッド降格のペナルティを科されるため、現地土曜発表の暫定グリッドではフェルスタッペンに9番グリッドが与えられている。
また、Q3に進めなかったことで、フェルスタッペンは決勝のスタートタイヤを自由に選ぶことができる。
■「フェラーリやメルセデスと同等の速さはないが、決勝でなんとか近づきたい」とフェルスタッペン
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=11番手
今日は単純に運が悪かった。F1では時にこういうことが起こる。
ミディアムタイヤでQ3に残ろうと考えたが、タイヤの感触が悪く、ヘアピンでトラフィックがあったこともマイナスに働いた。結局その後、ソフトタイヤでコースに出た。まずまずのラップで走り、Q3に進出できそうだったが、赤旗が出たために、アタックし続けることができなかった。
11番グリッド、もしくは10番グリッドからのスタートでは、中団勢を抜いてからトップグループに追いつく必要があるから、簡単なレースにはならないだろう。とはいえ、時にはこういう状況に置かれることはある。誰かがウォールに突っ込むかどうかなんて、予想するのは不可能だからね。
トップ争いがしたいのに、不本意な位置からスタートしなければならなくなった。でもポジションを上げることは可能だし、ここからでもいいレースはできると考えている。
(自身の公式サイトのインタビューで語り)赤旗が出たのではどうすることもできないよね。ソフトタイヤに交換して1周で決めなければならなかった。そのタイミングで誰かがウォールにヒットするなんて、本当についてない。いいラップを走っていたから、Q3に進めたのは間違いない。
少なくともスタートタイヤを選ぶことはできる。そうでなければソフトタイヤでスタートしなければならなかった。それは厳しかったと思う。
僕らにはフェラーリやメルセデスと同等の速さはないから、(決勝で)彼らと戦うのは難しいだろうけど、なんとか近づけるといいね。