インディカー・シリーズ第9戦テキサスの予選で、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がポールポジションを獲得。第3戦バーバー・モータースポーツパーク以来のシーズン2勝目を目指し、8日のナイトレースに挑む。
前日のプラクティス走行は短い走行時間だったが2番手で終えた佐藤琢磨。
7日の日中に行われたプラクティスでも好調を維持し2番手のスピードを記録し、夕方からの予選に挑んだ。
18番目のアタックとなった琢磨は、2周とも220mph台で走行し、平均220.250mphでトップスピードを記録。残り4人も琢磨のタイムには及ばず、第3戦以来となる通算9度目のポールポジションを獲得した。
「素晴らしい機会をくれたチームやスポンサーにありがとうと言いたいですね。このテキサスで、ポールにいることは夢にようです。高いバンクにとても速いパッシング、NTTインディカー・シリーズにとっても最も特徴的なトラックのひとつです。そして、最後の1周までわからない」
「2年前もグラハム・レイホールが1コーナーかどこかで(ジェームズ)ヒンチクリフを交わして勝利していますよね。フロントローはより安全ですよ。レースをコントロールすることができますし、それはもっとも大きな部分です」
「明日の夜は異なるシナリオになるといいですね。ポールになるのは素晴らしいけど、このトラックは後列でも何かをすることができる」
「チームは素晴らしいスピードを与えてくれた。コーナーを曲がっていくときは驚異的な感覚です。実際に低い位置をキープして走行していました。クルマはとてもうまくいっていますね。エンジニアの大きな功績です。特にエディ・ジョーンズのね。とても幸せですね」と琢磨はコメントしてる。
2番手は前戦のウイナー、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)。決勝への自信を語る。
「今日はチーム全体、そしてクルーたちが素晴らしい努力をしてくれた。コンディションはレースとは少し異なるけれど、いいクルマを持っているので楽観的に考えているし、明日戦う準備はできているよ」とディクソン。
好調の佐藤琢磨。このまま第3戦と同じようにポール・トゥ・ウインを果たすことができるだろうか?