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トヨタとスバルがEV開発で協力、2020年代前半にSUV発売へ

2019年06月08日 09:31  Techable

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日本を代表する車メーカー2社が電気自動車(EV)の開発でタッグを組む。

トヨタ自動車とSUBARU(スバル)はEVのプラットフォーム(中・大型乗用車向け)とSUVを共同開発すると発表した。2020年代前半にそれぞれのブランドで発売する。
・協力関係を拡大
トヨタとスバルは2005年に業務提携し、これまでに共同開発したFRスポーツカー「TOYOTA 86」「SUBARU BRZ」を販売するなどしてきたが、今回その協力関係をEVにも広げた格好だ。

電動化技術ではトヨタが進んでおり、一方でスバルは全輪駆動の技術に強みを持っていて、両社の得意技術を持ち寄ってEVのSUVを開発する。
・SUV以外も視野
両社はまず基本となるプラットフォームを開発し、それをもとにSUVの開発となる。プラットフォームはCセグメントからDセグメントのセダン、SUVなど複数車種へ幅広く応用できるものとなり、SUV以外の商品化も視野に入っている。

トヨタのプラグインハイブリッドなどはすでに国内外で定評を得ていて、一方スバルのSUVは一大マーケットである北米で特に絶大な人気を誇っている。

すでに北米ではさまざまなメーカーがEVを投入しつつあり、日本勢はやや出遅れ感がある。しかし、今回の提携はその北米のEVマーケットに攻勢をかけるものになりそうだ。

トヨタ自動車

(文・Mizoguchi)