ブラック企業には定時や残業の概念がなく、従業員を働かせ続けるケースが多い。長時間労働は働く人の心身をむしばんでいく。キャリコネニュース読者から寄せられた「ブラック企業で働いた苦しみ」をご紹介する。
技術職として働く40代男性は、休みが1か月半ないのは当たり前だった。1週間のうち3日は徹夜をしており、車の中で寝泊まりすることもあったという。
「自分の寝る間を惜しんで、他の従業員が犯したミスやクレームへの対応をしていました。ミスをした本人も社長も逃げるだけで、しまいには逆ギレですよ」
夏期休暇は消化できないルールがあるため「休暇届を提出して出勤しています」
管理・事務職の40代男性は、定時になるとタイムカードを打刻し、サービス残業をしている。
「仕事量が多いので、残業しても追いつかない分は休日に出勤して対応します。自宅に持ち帰って仕事をすることもあります」
また、夏季休暇は消化できないというルールがあるため、「休暇届を提出して出勤しています」と男性は不満を漏らす。
営業職の30代男性の元勤務先では長時間労働が常態化しており、「22時に退社すると早上がりの感覚だった」という。毎週月曜日に行われるミーティングでは上司から詰められていた。月初は通常よりも「さらに詰められた」といい、ノルマ達成の圧力をかけられていた。
ノルマ未達なら、反省文+朝5時スタートの朝礼に強制参加
技術の40代男性は、かつて営業職として働いていた際、毎日平均4時間のサービス残業が当たり前だったという。
「営業目標が未達なら、反省文に加えて、朝5時スタートの朝礼に強制参加を求められました。朝礼後は通常業務でした」
営業職の40代男性は、3日以上の徹夜も当たり前だった。それだけ働いても残業代も深夜手当もない。男性は、
「『社員を家族のように大切にする』みたいなことを社外にはアピールしているのに、やっていることは真逆。社員は社畜としか思っていませんでした」
と憤る。
ほかには、
「20時から深夜1時まで仕事が当たり前。残業代なしです」(販売・サービス、50代男性)
「休日に出勤させられます。 残業代・ボーナスはありません。 日常的なパワハラや猛烈な叱責もあります」(販売・サービス、40代男性)
などのエピソードが寄せられた。
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