2019年F1カナダGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=4番手/2=13番手だった。
FP1では26周を走り1分13秒755を記録、FP2では22周のなかで出した1分13秒388が自己ベストタイムだった。FP2でソフトタイヤを装着して予選シミュレーションラップを走行している際にピエール・ガスリーに追いつき、それによってダウンフォースを失い、フェルスタッペンは“ウォール・オブ・チャンピオンズ”にタイヤをヒットさせた。その影響で実力に見合ったタイムを出すことができず、その後の走行時間もロスした。
なお、金曜朝のFIAの発表により、フェルスタッペン車のパワーユニット(PU/エンジン)のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスが2019年シーズン2基目に交換されたことが明らかになっている。
■「ペースは悪くはないが、完璧でもない」とフェルスタッペン
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=4番手/2=13番手
FP1はまずまずで、走っていていい感触を持てた。FP2については、外部の人から見ると苦労していたように思われたかもしれないけれど、実際にはマシンの感触はFP1同様によかった。ただ、プッシュラップを走り切ることができなかったのは残念だった。最終シケインに差し掛かった時にピエールのマシンのウェイクの影響を受け、アンダーステアが出てウォールにヒットしてしまった。その結果、走行時間をロスすることになった。ただ、走行している時にはペースは悪くなかったよ。
もちろんもっといいセッションを過ごしたかったけれど、今日は路面が滑りやすかったことも、マイナスに働いたと思う。でもロングランは強力だったと思うから、それについては満足している。十分な走行ができなかったが、明日に向けて多少の調整を行えば問題ないだろう。
コース上が埃っぽくて、4回か5回、ヘルメットの捨てバイザーを使う必要があった。いつもは一度も使わないんだけどね。ラインを外れると路面がすごく汚れていたんだ。明日はコンディションがよくなっているといいな。
(Formula1.comに語り)最終シケインまで来たら、ピエールが前にいた。彼は(チームから)ペースを上げるように言われたんだけど、あの時何が起きたのか、正確なことは分からない。基本的には、彼のマシンのウェイクの影響を受けて、アンダーステアが出て、ウォールにヒットした。
(予選シミュレーションができていたとしたら)今日は4番手だったと思う。悪くはなかったが、完璧でもなかったから、(予選と決勝に向けて)課題をこなす必要がある。ただ、トップとの差はそれほど大きくないよ。