楽天は6月7日、女子就活生就職人気企業ランキングの結果を発表した。調査は2018年11月~2019年3月に同社運営の「楽天みん就」またはみん就主催の就活フォーラムで実施し、2020年卒の女子学生1094人から回答を得た。
上位2社は昨年と変わらず、1位「資生堂」、2位「花王」となった。3位以降、「コーセー」「カネボウ化粧品」「アクセンチュア」「全日本空輸(ANA)」「伊藤忠商事」「ワコール」「日本空港(JAL)」「味の素」がトップ10に入る。
人気企業は「育児・仕事の両立サポート」「女性が長く働き続けられる環境整備」
11位以降、「カゴメ」「NTTデータ」「日本ロレアル」「ロッテ」「サイバーエージェント」「オリエンタルランド」「良品計画」「江崎グリコ」「楽天」「アサヒビール」が上位20社となる。
昨年度の調査に引き続き、化粧品・消費財メーカーの人気が高く、1~4位を独占した。上位4社を含む化粧品・消費財メーカーのうち19社が100位以内にランクインした。また総合商社各社の人気が上昇傾向にあり、昨年12位だった「伊藤忠商事」は7位にランクアップした
一方、金融業界は昨年32位だった「三菱UFJ銀行」が今年99位、63位だった「三井住友銀行」が110位と全体的に人気の落ち込みが見られた。
総合ランキングで大幅に順位を上げたのは、3位「コーセー」(昨年10位)、14位「サイバーエージェント」(37位)、17位「良品計画」(68位)、18位「江崎グリコ」(96位)などがあげられる。
調査元は、順位をあげた会社の多くに共通する点として、「育児と仕事の両立をサポートする制度の構築に取り組み、女性が長く働き続けられる環境を整えていることが、人気の理由のひとつとなっているようです」とコメントしている。