テキサス・モータースピードウェイで開催されているインディカー・シリーズ第9戦。6日にプラクティス走行が行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップスピードを記録した。
走行時間が短かったものの、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は僅差の2番手と続き、上々の走り出しを見せている。
連戦が続くインディカー。今週末はシーズン2回目のオーバル戦となるテキサスでのナイトレースだ。
土曜日の夜に決勝レースが開催され、6日の木曜日から走行がスタートした。19時から21時まで2時間のプラクティス走行が行われる予定だったが、降雨のため走行できたのは30分くらいとなった。
短い走行セクションでトップに立ったのは、前戦のデトロイト・レース2で勝利を収めたディクソン。23秒6380で走行し219.308mphのトップスピードを記録。
2番手には佐藤琢磨が0.004秒差の僅差で続き、チームメイトのグラハム・レイホールも3番手とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは好調な走り出しを見せている。
ルーキー勢ではコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)が7番手に入ったが、前戦初表彰台を記録したマーカス・エリクソン(アロウ・シュミット・ピーターソン)やフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)、サンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン)は下位に沈んでいる。
「残念ながら、今日は天気が悪くなってしまったね。ここにきて話すのはいい感じだが、まだ週末の初めだし、まだ本当のスタートを切っていない。クルマは走り出しから手ごたえを感じているし、明日に追加の走行タイムが手に入れられることを望んでいるよ」とディクソン。
2番手の琢磨は、「いい気分ですよ、でも、タイヤやダウンフォースなどについて話すのは少し早いですね。ファイアストンが素晴らしい仕事をしてくれたので、昨年よりもダウンフォースは感じることができていますよ」
「もう少しトラフィックの中で走ることを期待していますし、数周走行してからのバランスがどうなるか確認したい。でも、雨が降ったので、今は何もできませんね」とコメントしている。
7日は午後にプラクティス走行が行われ、夕方17時45分から予選が予定されているがスケジュールの変更もありそうだ。