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メルセデスF1、カナダに“フェーズ2”パワーユニットを導入。2019年初のアップグレード

2019年06月07日 09:01  AUTOSPORT web

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2019年F1第7戦カナダGP木曜 バルテリ・ボッタス(メルセデス)のマシンの準備を進めるメカニックたち
メルセデスが2019年F1第7戦カナダGPで、“フェーズ2”パワーユニット(PU/エンジン)を導入することが明らかになった。ワークスチームとカスタマーチームであるウイリアムズおよびレーシングポイントの3チーム分が用意される。

 モナコGPの際に、ルイス・ハミルトンが、「おそらく次のレースまでに新しいパワーユニットを用意できると思う」と話し、メルセデスが2019年シーズン初めてのPUアップグレードをカナダで行う予定であると明かしていた。

 カナダGP前の木曜、メルセデスは新スペックのパワーユニットをこの週末に導入することを認めた。

 ハミルトンは「最初のエンジンの信頼性は素晴らしかったが、新しいエンジンが投入されることにはもちろんとても喜んでいる」と語った。

「ここ(ジル・ビルヌーブ・サーキット)はパワーサーキットだから、完璧なタイミングだ。例年、僕らはここで2基目のエンジンを入れている。“フェーズ2”エンジンだ。新しい仕様で、あらゆるエリアにおいて少しずつ改良されている」

「ハイブリッド時代の序盤のように大きな前進を果たせるわけではない。小さな前進だ。一番の違いは、今までのエンジンは6戦を戦ったものだが、今回使うものはフレッシュな、完全に新しいものだということだ」

 フェラーリとルノーはスペインで、ホンダはアゼルバイジャンで、それぞれパワーユニットのアップグレードを行っている。