アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは、これまでのところ、2019年シーズンは期待を下回っていると認め、コンストラクターズランキング9位というのは「あるべき順位ではない」と語った。
ライコネンは2019年シーズン序盤の4戦でポインをト獲得したが、スペインGPとモナコGPではトップ10フィニッシュには程遠い状況だった。今週末のカナダGPに向けて、ライコネンは当然ながら気を引き締めている。
「モントリオールのコースは僕たちに合っているだろう。だけど正直に言えば、今シーズンはこれまでのところ、多くのことが計画通りに進んでいない」とライコネンは認めた。
「タイヤを機能させ、マシンのポテンシャルを完全に引き出せるよう期待している」
「コンストラクターズ選手権で9位というのは、間違いなくあるべき順位ではない」
ライコネンと同様に、チーム代表のフレデリック・バスールも、カナダGPの舞台となるジル・ビルヌーブ・サーキットはマシンの性質により適したコースだと見ている。『C38』のペースは、予選よりも決勝レースでの方が優れている。
しかしながらバスールは、F1の中団グループの戦いは相変わらず厳しく激しいものであると主張している。
「我々は自信を持ってモントリオールを見据えている」とバスールは語った。
「コースレイアウトは我々のマシンと相性が良いものだし、オーバーテイクのチャンスがある。それが、これまでのコースで優れたレースペースがあったにもかかわらず、苦戦した点だ」
「レースの週末ごとに、我々はマシンの理解を深め、いかにペースを引き出すかということを学んでいるが、完璧なレースウィークにすることが今も重要だ」
「中団グループでは熾烈な接戦が展開されている。コンストラクターズチャンピオンシップでは、5位と9位との差はわずかだ。だからすべてのミスが高い代償につながる。だが我々はカナダでポイントを獲得し、順位を上げることができるだろう」