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喫煙者だと結婚もできない? 独身男女の7割が「結婚相手のたばこNG」と回答

2019年06月06日 15:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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国立がん研究センターがまとめた「家族のたばこ意識調査報告書」で、独身男女の約7割は「結婚相手は非喫煙者がいい」と考えていることが明らかになった。調査は今年3月にインターネット上で、成人男女2000人(うち喫煙者独身者は794人)を対象に実施した。

回答者の喫煙状況別に見ると、非喫煙者のほうが、相手にも非喫煙を求める傾向が高かった。男性非喫煙者で「絶対、たばこを吸わない人が良い」、「できれば、たばこを吸わない人が良い」と答えた人は合計79%、喫煙者では36.9%だった。女性の場合、吸わない人が良いと答えた非喫煙者は80.3%、喫煙者は19.4%だった。

「子どもが成人したらたばこは吸わないで欲しい」喫煙する親の約7割


結婚相手にたばこを吸わないで欲しいと考えている独身者を対象に、結婚を考えたい相手が喫煙者だった場合の対応を聞いた。相手が禁煙することを結婚の条件にする人が45.2%、家の中で吸わないことを条件にする人が18.1%、自分の前で吸わないことを条件にする人が5.8%だった。「たばこを結婚の条件にしない」と答えた人は19%だった。

喫煙状況別に見ると、非喫煙者では、たばこを何らかの結婚条件にする男性が70%、女性が72.4%だった。喫煙者では、男性で48.1%、女性で47.2%が、たばこを何らか結婚の条件とすると回答している。

配偶者がたばこを吸うと答えた275人に、配偶者の喫煙についてどう思うか聞いたところ、61.2%が「やめてほしい」と答えた。「紙巻きたばこは嫌だが、加熱式たばこなら良い」と答えた人は10%、「別に構わない」人は28.9%だった。

未成年の子どもを持つ448人のうち、将来子どもが成人した後、たばこを吸ってほしくないと答えたのは82.3%だった。回答者の喫煙状況別に見ると、非喫煙者のほうが「吸ってほしくない」と答える傾向があったものの、喫煙者でも、母親69.2%、父親68.3%が「吸ってほしくない」と答えていた。

2017年の国民健康栄養調査によると、現在の日本の喫煙率は17.7%。政府は2022年度に12%とする目標を掲げている。