上映イベント『第28回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』が、7月5日から東京・渋谷の東京ウィメンズプラザホール、7月12日から青山のスパイラルホールで開催される。
LGBTQなどのセクシュアルマイノリティをテーマに据えた映画作品を、国内外からセレクションして上映する『レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』。6日間にわたって行なわれる今回は全16作品がラインナップしている。
長編作品には、アメリカ人監督が3年をかけて日本のLGBTQに取材して制作し、ヴィヴィアン佐藤や田亀源五郎、レスリー・キーらが登場する『クィア・ジャパン』をはじめ、元競泳選手とチャットボーイの恋を描いた『アスリート~俺が彼に溺れた日々~』、カフェ経営者と女子高生の物語『花咲く季節が来るまで』、プロサッカー界のホモフォビアを映し出す『マリオ』、18歳の主人公が宗教や軍隊の意義、自身のセクシュアリティを問うミュージカル『カナリア』、夫婦が子供の性自認と向き合う『ジェイクみたいな子』、アメリカ軍のトランスジェンダー入隊受け入れのために対話を続けた軍人たちのドキュメンタリー『トランスミリタリー』の11作品が並ぶ。
また「QUEER×APAC2019~アジア・太平洋短編集~」と題したプログラムでは、「ビタースイート」をテーマに据え、アジア、太平洋地域の短編映画を上映。『第75回ヴェネチア国際映画祭』オリゾンティ部門短編映画賞を受賞した『最高のプレゼント』など全5作品がライナップしている。
開催期間中は関連イベントを実施。『花咲く季節が来るまで』のキム・ジュンシク監督によるQ&Aコーナー、『クィア・ジャパン』『アスリート~俺が彼に溺れた日々~』のキャストや監督が登壇する舞台挨拶に加えて、『マリオ』上映前にはサッカー選手・下山田志帆らが参加するトークイベントを行なう。詳細はイベントのオフィシャルサイトで確認しよう。