福田雄一監督の新作映画『新解釈・三國志』が2020年に全国東宝系で公開される。
福田雄一監督のオリジナル脚本となる同作。西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に、魏、呉、蜀の3国が中国の覇権を巡る史実をまとめた書物『三国志』を、「福田流の新解釈」で実写映画化するという。
主演を務めるのは、福田監督の映画作品への参加は初となる大泉洋。「桃園の誓い」で関羽、張飛の2人と義兄弟の契りを結び、仁徳と義を重んじる「蜀」の武将・劉備玄徳役を演じる。プロデューサーは『キングダム』の北島直明と松橋真三。
発表とあわせて、福田監督と大泉洋が登場するコメント映像が公開。衣装を身に纏った大泉が「劉備玄徳です! 誰か何と言おうと!」と主張する姿をはじめ、福田監督が「僕、ファンなんですよね。大泉洋の。だから大泉洋が何言っても面白い!」と明かす様子、作品に関して「『新解釈・三國志』っていう企画はずっと昔から持っていたんですよ、やりたいなーって。ただ! 劉備玄徳を大泉さんがやらないんだったら、全然やる必要のないものだっていう感覚だったので、それはもう頑張りました」と語るシーン、大泉が「内心思うけどね、同じ中国を舞台にしてですよ、プロデューサー陣も同じだったらね、やっぱり『キングダム』出たかったですよ」と吐露する場面などが映し出されている。
またプロデューサー陣のコメントも公開。北島直明は「【三國志】を福田雄一監督の新解釈で映画にする…それだけでワクワクしませんか?そして、大泉洋さんが主演。『めちゃくちゃ観たい!』単純にそう思いました。映画【斉木楠雄のΨ難】の撮影現場で、監督からこの話を聞いた瞬間に製作すると決めました」、松橋真三は「大泉さんのスケジュールの調整がつくのを待つこと、早3年以上。ようやく、この傑作の撮影にたどりつくことができました。当初、福田監督からは『史上最少のスケール』というプランがありましたが衣裳、美術、アクション等々はげしく予算オーバーし、結果、派手なエンターテイメント作品に仕上がると思います」と語っている。
■大泉洋のコメント
福田監督とは、昔から仲は良かったのですが、映画をしっかりさせてもらったのは初めてだったので、どんな現場なのか、不安と期待でいっぱいでした。実際に撮影が始まると、初日から、3人で同じ台詞を同時に言うというシーンが全然揃わなくて(笑)「これヤバイなー…」と思ってたら、福田監督がげらげら笑いながら、「いやー最高でしたね。」って(笑)「この映画勝ちました」みたいなこと言うから、大丈夫なのか?と逆に不安になりましたね(笑)ただ福田組は、本当に芝居の上手い人達ばかり集めて、その人達が永遠とふざける訳だから、そりゃ面白いわな!と思いました。ただあまりに好き勝手にふざけてますから、三国志ファンや、本国が怒るんじゃないかと心配で、、、同じ中国が舞台で、配給もプロデューサーも一緒なら僕は「キングダム」に出たかったです!(笑)こっちは今まで見たことのない、ボヤキ続ける劉備とか、めちゃくちゃ軽い諸葛孔明とかばっか出てきますからね(笑)新解釈とかいう問題じゃないんじゃないかと、私はとにかくそれが心配です(笑)
■福田雄一監督のコメント
『新解釈・三國志』という企画はずっと昔から持っていたんです。ただ、劉備玄徳を大泉さんがやらないんだったら、これはもう全然やる必要のないものだという感覚でした。本作は、「水曜どうでしょう」のノリの大泉洋さんが、劉備玄徳をやるっていうのが僕の今回の一番のコンセプトです。ずっと愚痴と文句しか言ってない劉備玄徳。何一つ将軍っぽいこと言わないという。撮影していく中で、これ、いけないことかもしれないんですけど、「ちょっと僕は大泉洋のファン過ぎて、全部が面白く感じちゃってるんですけど、皆さんはどうですか」ってプロデューサーに相談するくらい面白くて。「三國志」ファンの方々がなんておっしゃるか不安ですが、あくまで「新解釈」と思っていただければ、と思います。
■北島直明プロデューサーのコメント
人気原作ベースの映画だけではなく、誰も見たことがない、ワクワクするオリジナリティ溢れる映画を製作する必要があると思っています。【三國志】を福田雄一監督の新解釈で映画にする…それだけでワクワクしませんか?
そして、大泉洋さんが主演。「めちゃくちゃ観たい!」単純にそう思いました。
映画【斉木楠雄のΨ難】の撮影現場で、監督からこの話を聞いた瞬間に製作すると決めました。
もっともっと、ワクワクしてもらえるような仕掛けをたくさん施していますので、【新解釈・三國志】にご期待下さい。
■松橋真三プロデューサーのコメント
三國志について、こういう解釈もあるよ?という笑いに特化した映画をやりたいんですが、でも劉備玄徳を大泉洋さんがやってくれないならやりたくないんです。
と、相変わらずの無茶な福田監督の要望をまとめるために、大泉さんのスケジュールの調整がつくのを待つこと、早3年以上。
ようやく、この傑作の撮影にたどりつくことができました。
当初、福田監督からは「史上最少のスケール」というプランがありましたが衣裳、美術、アクション等々はげしく予算オーバーし、結果、派手なエンターテイメント作品に仕上がると思います。お楽しみに!