トップへ

会社乗っ取りを計画し、社内クーデターを指揮……YouTuberヒカル、破天荒すぎる営業マン時代の秘話を告白

2019年06月06日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 人気YouTuberのヒカルが6月4日、自身の公式チャンネルにて破天荒すぎる営業マン時代のエピソードを披露した。


(参考:YouTuberヒカル、憧れのサンドウィッチマンを前にガチガチに「人生で一番緊張してるかも……」


 高校卒業後、新卒で就職した工場を4ヶ月で辞めて、営業マンとして働き始めたヒカル。当時から自分の能力に絶対的な自信を持っていたようで、勤め先の社長から「営業は難しいから、お前には無理だ」と宣告されたにもかかわらず、「結果が出なかったらずっと使わなくて良いんで、1ヶ月間、俺を営業に出してみてください」と直訴。その結果、最初の1か月で会社の過去最高利益を達成し、以降、同社のNO.1営業マンとして君臨し続けたのだという。


 聞き手を務めていたYouTuber・相馬トランジスタから「営業ができそうな感じはしたの?」と問われると、ヒカルは「逆にできない理由が見当たらなかったですね」とキッパリ。「ただしゃべるだけなんちゃうんかって。営業に対して難しいっていう先入観はなかったんですよ」と続け、「それを社長は『いや、営業は難しいんや』って言ってて。こいつ(説得の仕方が)下手くそやなって思ったんですよ。お前は下手くそやから難しいやろうけど、俺と一緒にすんなみたいな感じで」と当時の思いを明かしていた。


 またヒカルは、営業マンとして成功した要因について、「営業が得意というよりも、人に気に入られるのがうまかった」と自己分析。「売るもの、買うもの、商材についてよく知ってるとかじゃないんですよ。そういう細かいテクニックじゃないんですよ」と付け加えた。


 なお、同じ会社で働いていた実兄のまえすによると、ヒカルの営業は「頼み方がえげつないし、取り入り方がすごい」とのこと。親が存命中なのにもかかわらず、平気で「親が亡くなって……」などとハッタリをかまして、顧客に合わせた架空の世界観を縦横無尽に作り出していたらしい。この話を受けてヒカルは自身のセールスマンとしてのスタイルを「一瞬にして、1本の壮大な映画を見せるんですよ」と形容していた。


 この成功により「天狗になった」というヒカルは次に「会社を乗っ取る」という壮大な計画に向けて動き出すことに。「こいつ(当時の社長)を別にトップにつける必要はない」との想いから、「12人いる会社の従業員のうち優秀な5人を3ヶ月で洗脳しようと試みた」と驚くべき事実を打ち明けた。


 結果としてその5人は、思惑通りに“ヒカル派”へと鞍替え。洗脳を終えたヒカルは、機が熟したとみると社内クーデターを起こして、まんまと自分に従属する社員と共に会社を抜け、新しい会社を興すことに成功したのだとか。ちなみに、ヒカルと共に会社を抜けた5人の中には、まえすも含まれていたようだ。


 この営業会社の代表だった時代について「まぁ、食えはしましたよ」と振り返ったヒカル。しかし、順風満帆というわけではなかったようで、まえす以外のメンバーは全員辞めて「人を雇うことの難しさを知った」と告白した。そしてある時に、「営業を1対1でやるのは効率が悪すぎる。1回の営業で1万人いアプローチをしたい」と思い立ち、ネットの世界へ飛び込むに至ったと明かしていた。


(こじへい)