MotoGPに参戦するペトロナス・ヤマハSRTは、ファビオ・クアルタラロがMotoGP第6戦イタリアGPの決勝レースで悪化した右腕のコンパートメント症候群(腕上がり)の手術を行い、無事成功したことを発表した。
クアルタラロは、イタリアGP前にも右腕の腕上がりが問題となっており、医師のアドバイスを求めていた。イタリアGP後には症状は悪化。緊急の問題ではなかったものの、クアルタラロとチームは将来の問題を避けるために手術を決断した。
手術は6月4日の午前中にスペイン・バルセロナの大学病院で行われ無事成功。6月5日まで入院し、6月16日からカタロニア・サーキットで開催されるカタルーニャGPに向けて治療を行う。なお、クアルタラロはカタルーニャGPに出場する予定だという。
手術を終えたクアルタラロは次のようにコメントをしている。
「予定していなかった手術だけど、僕たちはイタリアGP後にミル医師と話し合い手術を決めた」
「先週のレースで僕が経験した状況は普通ではなかったし、僕に腕上がりの可能性を警告した。将来のリスクを避け、シーズンの残りはその状況を忘れるために、僕は今治療することを選んだ。それは短期間の手術だし、多くのライダーによく行っている」
「ミル医師と彼のチームの仕事に感謝する。来週のカタルーニャGPを楽しみにしているよ」