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レッドブル首脳、ヒュルケンベルグ起用説を完全否定「ガスリーにも説明した」

2019年06月05日 07:21  AUTOSPORT web

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ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
レッドブルのモータースポーツコンサルタントの役割を担うヘルムート・マルコが、レッドブル・レーシングが2020年にピエール・ガスリーの代わりにニコ・ヒュルケンベルグを起用することを検討しているといううわさを否定した。

 2019年にトロロッソからレッドブル・ホンダに昇格したガスリーは、新チームメイトのマックス・フェルスタッペンほどの結果を出せずにおり、第6戦終了時点でフェルスタッペンが表彰台2回を獲得して78点を稼いでいるのに対し、ガスリーの合計ポイントは32点にとどまっている。

 ガスリーは徐々に改善しつつあるものの、レッドブル首脳陣は、今後の改善が不十分であった場合に備えて、現在ルノーに所属するヒュルケンベルグとの契約を検討し、交渉をスタートしたというのが、最近持ち上がったうわさだ。

 しかしマルコはこれを完全に否定した。

「最近のうわさはあまりにも突拍子もないものなので、コメントする気にもならない」とマルコはAutoBildに対して語った。

「完全にナンセンスだ。ガスリーが電話してきたので、彼にもそう言ったところだ」

 レッドブルは基本的には、育成ドライバーをトロロッソで走らせた後に、力のある者をAチームに昇格させるというシステムを採っている。しかしレッドブル・レーシングで十分なポテンシャルを示せなかったドライバーを長く契約下に置くことはないため、ガスリーは早い段階でフェルスタッペンに近いパフォーマンスを見せる必要がありそうだ。