2019年06月05日 07:11 リアルサウンド
5月29日には銀シャリ(鰻和弘・橋本直)、30日にはよゐこ(濱口優・有野晋哉)と、ここ最近、人気お笑いコンビのYouTubeデビューが相次いでいる。
(参考:武井壮がカジサックに語った、恩人・ピエール瀧の言葉「君はね、テレビに出た方がいいよ」)
キングコングの梶原雄太がYouTuber・カジサックとして人気を博したり、ピン芸人のヒロシがソロキャンプ動画で再ブレイクしたり、ジャルジャルの公式チャンネルにおける動画総再生数が1億回を突破したりと、近頃、人気お笑い芸人のYouTubeにおける活躍が著しい。そういった状況の中、今度は銀シャリとよゐこの2組がYouTube市場に参入した。
銀シャリの公式チャンネルは、銀シャリの2人が全国ツアー「銀シャリの産地直送漫才 47都道府県巡り」で日本各地を回りながらその土地を観光したり、ご当地限定のコント・漫才を披露したりするというもの。既に2本の動画が公開されており、1本目では、ライブ終演後に長崎限定の漫才を完全再現し、2本目の動画では長崎のホテルにて「朝寝坊をした鰻を起こしに行く」というミニコントが繰り広げられている。
ちなみに銀シャリは、カジサックのYouTubeチャンネルにも2回ゲストして登場している。1回目の出演時には自らカジサックへ再出演を打診するなど、動画での発信に意欲を見せていたので、これから積極的にYouTubeを活用していくことが期待できるだろう。
一方のよゐこは、さらに動画コンテンツの供給へ積極的になるかもしれない。というのも、今年の3月いっぱいでナイターオフ期に放送されていたラジオ番組『オールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)が終わり、地上波での冠番組が0本になったよゐこにとって地上波復帰は悲願らしく、最初にアップされた動画の中で「地上波の冠番組を目指して、様々な企画を打ち出していく」と明言していたからだ。
有野の強みであるゲーム動画の配信は「Nintendo 公式チャンネル」に譲るとしながらも、これからやりたいこととして「ボードゲーム」「カードゲーム」から、果ては「ユーザーがクイズ形式で参加できる名作ドラマ視聴会」「雛形あきこ宅の廊下でキャンプ」に至るまで、多種多様なアイデアが挙げられていた。なお最初の動画では、「プロ野球に詳しくないよゐこの2人が、大量のプロ野球チップスカードを開封して野球を勉強する」という企画が実施され、ユーザーからはおおむね好評なようだった。
銀シャリとよゐこ。それぞれチャンネルにおけるコンセプトやテイスト、目的意識は全く異なるが、どちらも、YouTubeに対して真摯な姿勢でコンテンツ発信に臨むことは間違いないと思われるので、今後の展開に期待したいところだ。
(こじへい)