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クビアト、トロロッソ・ホンダのカナダGPでの競争力に期待。「ここ最近の結果で前向きな気持ちになれる」

2019年06月04日 18:31  AUTOSPORT web

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F1第7戦カナダGPの競争力に自信をもつダニール・クビアト
トロロッソ・ホンダは、今週末のF1第7戦カナダGPで競争力を発揮できるはずだ。

「カナダGPの週末は、この数週間の物事の進展を見ると、前向きな気持ちになれるし、レースも期待できる」とダニール・クビアトは語った。

「モナコでは予選も順調だったし、レースでふたりとも結果を出すことができた。全体的に、前回のレースには肯定的な面が多くあった」

「バルセロナでもマシンにはかなりの競争力があったし、モナコでもそうだった。このふたつはまったく異なるコースだから、将来的にも良いことだよ。さまざまなコースでパフォーマンスを出せることが分かったからね」

 クビアトはシーズン開幕戦のオーストラリアGPで10位につけ、1ポイントを獲得したものの、その後の3戦ではポイントを獲得することができなかった。しかし、9位につけたスペインGPと、7位につけたモナコGPで状況が好転した。

「今年の初めからチームはマシン開発において素晴らしい仕事をしてきたと思う。マシンを速くするのに何が必要か理解することと、適切なセットアップへのアプローチを見出すという点でね」

「僕の方は、パッケージからさらに力を引き出す術を学んできている。こうした要素が組み合わさって、今ではマシンのパフォーマンスがより良いものになっているんだ」

 ホンダ製パワーユニット(PU/エンジン)はジル・ビルヌーブ・サーキットでパフォーマンスを発揮できるはずだ。

「超高速コースだから、ストレートでの強力なパフォーマンスが必要とされる。そして中盤にいくつかシケインがある。方向が目まぐるしく変わるコーナーだ」

「コースは年間を通して使用されているわけではないから、金曜日の路面はとても荒れている。だから週末中にコースの状況がどうなるか、またどう変化していくのかということを理解しなければならない」

 クビアトは、このコースでの走行は楽しめると語っている。

「ロングストレートと長いブレーキングゾーンがあるということは、他のマシンと戦う上で常にとてもエキサイティングなレースになるということだ」

「そしてDRSゾーンではオーバーテイクが多く行われ、観客にとって見応えのあるレースになる。ロングストレートと低速コーナーがあることで、マシンの空力とメカニカルセットアップに関しては常に妥協する必要がある」

「だから金曜日には何がマシンにとって一番機能するかということと、そうした作業の限界点はどこかということを理解する必要がある」

 ジル・ビルヌーブ・サーキットとモントリオールの市街をクビアトは気に入っているようだ。

「モントリオールは、場所やコースの位置、そしてコースそのものの点で、僕が一番気に入っているところのひとつだ。お気に入りのレースリストのかなり上の方にあるよ。街もとてもクールだし、とても活気があって、素晴らしい食べ物と雰囲気があるんだ」