デトロイト・ベルアイルパークで開催されたインディカー・シリーズ第7戦デトロイト。降雨により75分レースとなった決勝レースは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が勝利。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、2戦連続で3位を獲得した。
通り雨によって、予定より2時間スタートが遅れた第7戦デトロイト決勝レース。75分の時間レースに変更され、セーフティカー先導でスタートを迎える。
9番手スタートの琢磨はリスタートなどで順位をアップし5番手を走行。しかし、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)にオーバーテイクされ6番手に落ちてしまう。
トップのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は順調に走行を重ね、2番手のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)もついていく。
コースが乾き始めるなか、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が残り50分でスリックタイヤに変更。しかし、スリッピーな路面に苦戦する。
残り44分、3番手のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がスリックタイヤへとタイヤ交換。ここでエド・ジョーンズ(エド・カーペンター・レーシング)がクラッシュし、フルコースイエローに。
ピットオープンになると各車がスリックタイヤへと交換しに、ピットロードへと向かっていく。
このピットストップはでパワーが痛恨のミス。作業途中で発進してしまい、右フロントタイヤが離脱。ポジションを大きく落とすことになる。
トップは、ニューガーデン、ディクソンが2番手、3番手にロッシ、4番手がライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、5番手にルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)、そして佐藤琢磨は6番手に。
残り33分でリスタートをを迎えたが、3番手を走行していたディクソンが2分後に単独クラッシュ。再びフルコースイエローに。
10分後にレースは再開。琢磨はハンター-レイを交わし4番手に浮上する。さらに前を行く、ローゼンクヴィストを捉え3番手へとポジションアップ。
波乱はまだ終わらず、残り19分でマテウス・レイスト(AJフォイト)がターン7で単独クラッシュを喫し、セーフティカーが導入される。
残り12分で再開。ニューガーデンがトップでレースは終盤戦へ。
ニューガーデンはロッシからのアタックを許さず開幕戦以来となる今季2回目のトップチェッカー。2位にロッシ。琢磨は2戦連続の3位を獲得した。