■予選はTAIROKU RACING GT-RがPP。4台のST-Xの争いはいかに……? 富士スピードウェイでは50年ぶり、日本では10年ぶりとなる24時間レースとして、2018年に初開催された富士SUPER TEC 24時間レースは今年2年目を迎える。今季もピレリスーパー耐久シリーズの一戦として開催されるが、5月30日から専有走行がスタート。周回が重ねられている。
5月31日には12時から公式予選が行われたが、総合優勝を争うと思われるST-Xクラスは、第2戦SUGOから18年型ニッサンGT-RニスモGT3を投入したTAIROKU RACING GT-R GT3(山口大陸/ハリソン・ニューウェイ/本山哲/高木真一/ニコラス・コスタ)がポールポジションを獲得した。これに続いたのはGTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/平峰一貴)だ。
2列目を獲得したのは、X WORKS R8(ツェ・カ・ヒン/フィリップ・タン/ショーン・トン/マーチー・リー)、MP Racing GT-R(JOE SHINDO/柴田優作/富田竜一郎/高田匠/影山正美)。ST-Xクラスはこの4台のエントリーだ。
ST-Xで言えば、ここまで速さでひとつ抜けた存在なのはTAIROKU RACING GT-R GT3。18年モデルのポテンシャルの高さを5人のドライバーたちが引き出しており、Bドライバーのニューウェイの速さに加え、Cドライバーの本山哲、Dドライバーの高木真一の存在も心強い。これに速さをもつX WORKS R8、そしてディフェンディングチャンピオンで、2015年モデルのGT-Rを走らせるGTNET GT3 GT-R、そしてMP Racing GT-Rがどう立ち向かうかが見どころと言えるだろう。