フェラーリがアルファロメオのテクニカルディレクター、シモーネ・レスタを呼び戻すことを検討していると、チーム代表マッティア・ビノットが発言した。フェラーリは、2019年序盤戦、期待どおりの強さを発揮できずにいる。
フェラーリでヘッド・オブ・ビークルプロジェクト・コーディネーションとしてチーフデザイナーの役割を果たしてきたレスタは、2018年7月、ザウバー(現アルファロメオ)のテクニカルディレクターの役職に就いた。レスタは強力なパフォーマンスを発揮した2018年型フェラーリSF71Hの製作において重要な役割を果たした人物であり、フェラーリは、苦戦から抜け出すため、彼の力を借りて技術チームを強化することを考えているようだ。
「我々は常に力不足の部分に目を向け、チーム改善のための努力を行っている」とビノット代表が語ったとFormula1.comが伝えた。
「シモーネは過去にフェラーリのメンバーだった。アルファロメオに移籍し、テクニカルディレクターを務め、さらに経験を積んだ」
「いずれ彼を復帰させることを検討している。だが、まだ決定したことではない。マラネロでは彼が果たしてきた役割をうまくカバーしてきたので、シンプルに彼を戻すというプランがあるわけではない。ただ、(それについて)検討しているのは事実だ。他にも加入するかもしれない人物、離脱するかもしれない人物について検討している。どのような組織でも、動きがあるのが普通のことだ」
フェラーリは第6戦まで勝利がなく、6連勝を達成しているポイントリーダー、メルセデスとの点差はすでに118点にまで拡大している。