人材会社のタイズは5月29日、2019年夏のエンジニアのボーナスに関する調査結果を発表した。調査は5月10日~5月16日にかけて、20~30代のメーカー勤務・技術職を対象に実施。412人(独身者:208人、既婚者:204人)から回答を得た。
例年のボーナス額に対する満足度を聞いたところ、全体の24%の人が「満足している」と回答。4人中3人はボーナスに不満なようだ。
ボーナスの使い道はダントツで貯蓄 独身と既婚で差も
今年のボーナスについては、23%が増額見込みだと回答した。予想金額の平均は、約63万1000円だった。理想と現実のボーナスの金額については、76%の人が理想の金額を現実の予想額よりも高く回答した。現実と理想のギャップ金額は平均で約29万4000円という結果になった。
ボーナスの使い道はダントツで貯蓄が1位(280票)で、続いてレジャー・旅行が2位(133票)、投資が3位(74票)という結果になった。また、貯蓄を選択した人を対象に、ボーナス全額のうち貯蓄に回す割合を聞いたところ平均66.7%となった。
独身者と既婚者を比較すると、使い道において「貯蓄」と「投資」に明らかな差があった。貯蓄は、既婚者が独身者に比べて9.3ポイント多かった。(独身者:53.3%、既婚者:62.6%)
投資については、既婚者が独身者に比べ9.0ポイント少ない結果となった。(独身者:14.3%、既婚者:5.3%)またボーナスの使い道を決めるにあたり、既婚者の27.5%は主導権が自分ではなく配偶者にあると回答した。